ギリシア文学
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/04 17:33 UTC 版)
古代ギリシア文学では、ホメーロスがヘルメースの「不死の/神々しい黄金の」サンダルと形容しているが、翼については触れていない。 そのサンダルに翼がついているとする最古例は、伝ヘーシオドス作の叙事詩『ヘーラクレースの盾(英語版)』(前600–550年頃)であり、「有翼のサンダル」だとされている。 やや後のヘルメースに捧ぐホメーロス風讃歌(前520年頃)では、有翼であるとは明言されないが、ヘルメースはサンダルを履くことで、足跡すらつけずにアポロン神の牛盗みに成功する。 おおよそ前5世紀以降になると、有翼のサンダルは(必携品とまではいかないまでも)ヘルメースの一般的な持物と目されるようになった。後期の一例としては、ヘルメースに捧ぐオルペウス讃歌(英語版)の第28番(年代は前3世紀~紀元2世紀)が挙げられる。 もとはヘーパイストスによって、不朽の金を用いて作られたとされ、どんな鳥よりも速く飛ぶことができたという[要出典]。
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