キュナード船のランデブー
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「クイーン・ヴィクトリア (客船)」の記事における「キュナード船のランデブー」の解説
女王と名の付くキュナード3船は2011年1月、2年前と同じ13日にランデブーを果たす。今回はニューヨーク市でクイーンメリー2を待ち受けるため、本船とクイーン・エリザベス(QE)は並走して大西洋を渡った。当日午後6:45、自由の女神像のお膝元に3船が揃ったのを合図に Grucci 社の花火が夜空に咲き、ランデブーを記念してエンパイヤステートビルは真紅にライトアップされた。同年3月に入り、 キュナードから引退したクイーン・メリー2(QM2)を初めて追い抜く。初代のクイーン・メリーはカリフォルニア州ロングビーチに係留され、水上ホテルとして余生を過ごしている。 3船の再会は2012年7月5日にも実現し、今回は旧母港に集まりイギリス女王エリザベス2世の戴冠50周年(英語)を祝賀した。QM2の就航10周年という機会にも3船はランデブーを行い、集合する港はポルトガルのリスボン港、日付は2014年5月6日である。リスボンを離れる3船は縦に一直線に並んでサウサンプトンに向けて出港した[要出典]。5月9日、QEと本船はサウサンプトン水道を縦一列で進むと、待機するQM2の前で誕生日を祝うお辞儀をするように、舳(へさき)と舳を合わせて停船した。日没後、船の3姉妹(英語版)が並ぶと花火が打ち上げられ、やがてQM2を先頭に3隻で水道を進んで港を後にした。 2015年5月25日、3隻の〈女王〉は創立175周年を迎えたキュナードの祝賀のため、創業の地で本社所在地のリバプールにいた。干潮を待って街を貫くマージー川に縦に並ぶと、完璧に動きを合わせて180度旋回したさまは「リバーダンス」と形容された。続いて3隻は船体を平行に寄せ、中央のQM2が舳をキュナード本社ビルに向けると、左右に僚船が矢の形に寄り添った。イギリス空軍機レッドアローの編隊(英語)がアクロバット飛行(英語)を披露し、赤、白、青の煙で姉妹船の上空を彩る。河岸を埋め尽くした見物客はおよそ 13万人であった。
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