キャリア組の管理官
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 16:00 UTC 版)
国家公務員I種のキャリア警察官僚が管理官に就任することがある。しかしながらこれは稀であり、警視庁でも公安部外事第一課、刑事部捜査第一課、刑事部捜査第二課、組織犯罪対策部組織犯罪対策総務課などに限られている。警視庁刑事部では捜査第二課は贈収賄や談合など政治的な側面をもつ経済犯罪や知能犯罪を扱うこともある関係でキャリア色が強く、歴代課長はキャリア組で独占されており、管理官も以前からキャリア組が就任することが珍しくない。捜査第一課においてはキャリアの管理官は全くいない時期が長かったが、1990年代以降の人事ではキャリアにも積極的に現場を歩ませる動きが出ており、捜査第一課の10数名の管理官のうち1名は常にキャリアの者が就く体制である。とはいえ捜査第一課400名以上の刑事の中でキャリアの管理官はたった1名である。 役職としては、キャリアにとっては警視昇任直後に就く若手時代のポストである。
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