キャリアメールからLINEへ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 07:56 UTC 版)
「日本における携帯電話」の記事における「キャリアメールからLINEへ」の解説
2011年6月には携帯電話向けインスタントメッセンジャーのLINEが登場。2012年10月には首相官邸公式アカウントが開設され、2014年7月には日本国内の利用者数が5200万人を超える など急成長し、若者をはじめとして30・40代にもコミュニケーション手段としてLINEを使用する動きが広がり、キャリアメールの利用が減っていった。なお日本国外ではWhatsApp・Facebook Messenger・Skype・テンセントQQ・微信などのスマートフォンでも利用可能なインスタントメッセンジャーが普及しており、欧米の通信キャリアを中心にSMS利用者の減少による危機感から、2012年からRich Communication Servicesに基づくインスタントメッセンジャー(joyn・Advanced Messaging・joyn.Tなど 日本では+メッセージ)サービスが各キャリアで行われている。 また2010年代前半から仮想移動体通信事業者(MVNO、いわゆる格安SIM)が普及しはじめたが、移動体通信事業者(MNO、いわゆる大手通信キャリア)は仮想移動体通信事業者に対してキャリアメール・MMSなどの付加サービスを貸し出していない(ディズニー・モバイル・UQ mobileを除く)。このため、移動体通信事業者は、契約者にキャリアメールの代替として電子メールアドレス(いわゆるPCメール)を別途提供することが多い。ただしキャリアメール特有の迷惑メール対策が仇となり、移動体通信事業者契約者が送信したメールが迷惑メール扱いになって、キャリアメールに届かないなどの事態が生じており、これもキャリアメール離れの原因の一つとなっている。
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