ジョン・ラカム
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ジョン・ラカム(John Rackham、1682年12月21日‐1720年11月18日)は、18世紀にカリブ海で活動した海賊。ジャック・ラカム(Jack Rackham)とも。大きな海賊団ではなかったラカム海賊団は、そのすばしっこさゆえに各国の海軍はなかなか捕えられない厄介な存在であったという。ラカムの海賊旗は、黒地に、上には頭蓋骨を、下にはXに交差させた2本のカットラスを配置した特徴的なデザインで、時を超えて利用されることが多い(下項の「ラカムの海賊旗」参照)。キャラコ(Calico、白木綿)の帽子や衣服を常用していたことから「キャラコ・ジャック」(Calico Jack)の名で知られる。
- ^ a b コリン・ウッダード『海賊共和国史』 P315
- ^ コリン・ウッダード『海賊共和国史』 P356
- ^ クリントン・V・ブラック『カリブ海の海賊たち』増田義郎訳、新潮選書、1990年、188頁。
- ^ チャールズ・ジョンソン『海賊列伝(上)』P209
- ^ チャールズ・ジョンソン『海賊列伝(上)』P209-211
- ^ チャールズ・ジョンソン『海賊列伝(上)』P211
- ^ チャールズ・ジョンソン『海賊列伝(上)』P211-213
- ^ チャールズ・ジョンソン『海賊列伝(上)』P213-215
- ^ コリン・ウッダード『海賊共和国史』P432-433
- ^ チャールズ・ジョンソン『海賊列伝(上)』P201-202
- ^ チャールズ・ジョンソン『海賊列伝(上)』P203
- ^ 増田義郎『図説海賊』河出書房新社、2006年、111頁。
- ^ チャールズ・ジョンソン『海賊列伝(上)』P224
- ^ a b c チャールズ・ジョンソン『海賊列伝(上)』P204
- ^ a b チャールズ・ジョンソン『海賊列伝(上)』P236
- ^ チャールズ・ジョンソン『海賊列伝(上)』P205-206
- ^ チャールズ・ジョンソン『海賊列伝(上)』P207
- ^ チャールズ・ジョンソン『海賊列伝(上)』P228
- 1 ジョン・ラカムとは
- 2 ジョン・ラカムの概要
- 3 ラカムが登場する作品
キャラコ・ジャック・ラカム
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「フライング・ギャング」の記事における「キャラコ・ジャック・ラカム」の解説
詳細は「ジョン・ラカム」を参照 チャールズ・ヴェインの操舵手であったラカムは「キャラコ・ジャック」という異名で知られた伊達男であり、2人の女海賊アン・ボニーとメアリ・リードを従えていたことで有名である。また、彼のシンボルである海賊旗もよく知られている。ラカムはヴェインの部下としてそのキャリアをスタートさせ、ウッズ・ロジャーズの手から逃れる際も行動を共にした。しかしヴェインがフランス軍艦を襲うことを拒否した時、ラカムはヴェインに対する不信任の投票を呼びかけ、彼を追いやって船長の座を奪った。後にロジャーズに投降して海賊から足を洗うが、ナッソーでアン・ボニーと出会い、彼女と不倫関係になる。食い扶持を確保するため再び海賊行為に手を染め、やがてメアリ・リードも仲間に加える。ラカムの船は海賊討伐に起用されたスループ船に捕捉されるが、酒に酔ったラカムはろくに戦闘もできず、船倉に逃げ込んで容易く拘束されてしまった。ポートロイヤルに移送されたラカムは絞首刑に処され、その遺体は現在ラカム・ケイとして知られる小島に晒された。
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