アン・ボニーとメアリ・リード
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/06 13:59 UTC 版)
「カリブ海の海賊 (歴史)」の記事における「アン・ボニーとメアリ・リード」の解説
詳細は「アン・ボニー」および「メアリ・リード」を参照 アン・ボニーとメアリ・リードは、海賊の黄金時代に活動した女海賊として有名である。2人とも、非常に短い期間だが、ジョン・ラカムの部下として海賊行為に従事した。1720年にラカムと共に捕まり、ジャマイカで裁判を受けた際には、非常に珍しい女海賊として注目を浴びた。女性ながら、その無慈悲さと男勝りな性格は有名であり、自分たちを目撃した捕虜を殺すかどうかの同僚たちとの相談では殺害に賛同し、1720年に自分らが拿捕される原因となった武装船との戦闘では、ラカムを含めた男たちが船倉に逃げ隠れたのに対し、2人は甲板で勇敢に戦ったとされている。その伝説の頂点は1720年のジャマイカでの裁判である。ラカムらと共に死刑判決が下り、判事から最期に言い残すことは無いかと問われて2人とも妊娠していることを告げて、即時の処刑を免れた(当時のイングランドでは妊婦の処刑は禁じられていた)。結局、メアリは出産前に牢獄にて熱病で死亡し、アンは記録が残っていない。予定通り出産後に処刑された可能性もあるが、一説には彼の父親が保釈金を払って家に戻したと言い、その後、再び海賊に戻ったとも、尼僧になったとも伝えられる。
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