キノボリウオとは? わかりやすく解説

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きのぼり‐うお〔‐うを〕【木登魚】

読み方:きのぼりうお

スズキ目キノボリウオ科淡水魚全長25センチ。体は細長くわずかに側扁する。体色淡褐色。えらの一部変化した器官をもち、空気呼吸をすることができ、夜間水辺上がり胸びれえらぶたのとげで体を支えて地上移動する東南アジア原産で、熱帯魚として飼育される


木登り魚

読み方:キノボリウオ(kinoboriuo)

キノボリウオ科淡水魚


キノボリウオ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/28 20:52 UTC 版)

キノボリウオ
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 条鰭綱 Actinopterygii
: スズキ目 Perciformes
キノボリウオ目(アナバス目) Anabantiformes
亜目 : キノボリウオ亜目 Anabantoidei
: キノボリウオ科 Anabantidae
: キノボリウオ属(アナバス属) Anabas
: キノボリウオ A. testudineus
学名
Anabas testudineus
(Bloch1792)
英名
Climbing perch
Climbing gourami
labyrinth fish

キノボリウオ(木登り魚、Anabas testudineus)は、スズキ目キノボリウオ亜目キノボリウオ科キノボリウオ属(アナバス属)に属する淡水魚。

分布

台湾(金門島)、中国南部から東南アジアインドなどに広く生息し、湖沼、河川にすむ。メコン川などでは内陸の奥深くまで分布している。

形態

野生では体長25cm程になるが、水槽内では20cm以上にはならない。

生態

キノボリウオという名が付いているが、実際は木に登ることはなく、実際には、雨天時などに地面を這い回る程度である。 このような名が付いたのは、鳥に捕まって木の上まで運ばれ、生きているのを目撃した人が、木に登ったと勘違いしたためである。このように地上に進出できるのは、同じ仲間のベタグラミーと同様に、エラブタの中に上鰓器官(ラビリンス器官)を持ち、これを利用して空気呼吸ができることと、他の仲間と異なり、這い回りやすい体型のためである。地上では、ペタペタと這い回り、鳥などに食べられると鰓が喉に引っ掛かり窒息死させる。雑食性。寿命は5年程度。

利用

現地では食用にもされている他、観賞魚としても流通している。 ベトナムではBún Cá Rô Đồngという、米粉麺の料理の具・出汁として利用される。棘が多いので注意する。

関連項目


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