ガンダムでの役割
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/12 14:20 UTC 版)
筋金入りのSFファンとしてスペースコロニー、ミノフスキー粒子、ソーラ・システムなどの各種SF設定を行い、富野喜幸(現・富野由悠季)監督のイメージする作品世界を支えた。さらに、スタジオぬえの河森正治らが係わった同人誌『Gun Site』上で行われたガンダムの詳細なSF考証に注目し、これを『月刊OUT』編集部と共同で『ガンダムセンチュリー』にまとめた。このムックは、作品外で世界観を深化させるガンダムシリーズ独特の設定文化を生み出すきっかけとなった。松崎は制作者の一員でありながら、作品に参加する楽しみ方をファンに示した存在でもあった。 当初、モビルスーツの有用性を説明するためのレーダー撹乱兵器として考案したミノフスキー粒子は、「ミノフスキー物理学」と呼ばれるマニアックな疑似科学に拡大することになる。松崎が講師として専門学校に招かれた際、「ガンダムやマクロスのシナリオライター」と紹介されても受けがよくなかったが、「あのミノフスキー粒子を創った人です」と補足されると一気に教室が沸いたという。 脚本を担当した放送話では入浴シーンが多かったことから、「浴場ライター」なるあだ名を頂戴したこともある。
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