ガイ_(バンド)とは? わかりやすく解説

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ガイ (バンド)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/13 01:03 UTC 版)

ガイ
Guy
出身地 アメリカ合衆国 ニューヨーク
ジャンル R&Bニュージャックスウィングヒップホップ・ソウル
活動期間 1987年 - 1991年1998年 - 2000年2005年 -
レーベル Uptown/MCA (1987年-1991年)
MCA (1999年-2000年)
Hall of Fame/ユニバーサル (2008年- )
メンバー テディー・ライリー
アーロン・ホール
ダミオン・ホール
旧メンバー ティミー・ギャトリング

ガイGuy)は、アメリカ合衆国のR&Bバンド。1980年代後半から1990年代初頭にかけてのニュージャックスウィング(NJS)と呼ばれた音楽スタイルのブームに乗って人気を集めた。

来歴

1987年ニューヨークハーレムにて、新進気鋭のミュージシャン/音楽プロデューサーであったテディー・ライリーを中心に、アーロン・ホール、ティミー・ギャトリングの3人で結成された。しかし、ファースト・アルバムの発表直後にティミーがグループを脱退、代わりにアーロンの実弟ダミオン・ホールが加入する(このため、ファースト・アルバムのレコーディングにはダミオンは参加しておらず、ジャケットに写っているのもテディー、アーロン、ティミーの3人であり、ダミオンは写っていない)。以後、現在に至るまでメンバーの変動はない。

セルフタイトルのファースト・アルバムは1988年に発表された。NJSブームの中心人物であったテディーのリーダー作のため、「グルーヴ・ミー」[1]、「アイ・ライク」「テディーズ・ジャム」「ラウンド・アンド・ラウンド」がソウル・チャートで大ヒットとなった。また内容的にも、テディーの才能が遺憾なく発揮され、アルバムは瞬く間にダブルプラチナを達成。ガイはNJSブームの中心的存在となった。

グループの人気は1990年発表のセカンド・アルバム『ガイ!…ザ・フューチャー』でも維持されたが、テディーの実質マネージャーでクレジットではプロデュース業におけるパートナーであったジーン・グリフィンとの対立(ガイのセカンド・アルバム中にはジーンを激しく非難する曲が含まれている)や、NJSブームの退潮に伴って活動は停滞し、1990年代半ばには事実上の活動停止状態となる。

テディーはプロデュース業や別のグループ、ブラックストリートで活動。ホール兄弟はそれぞれのソロ活動へと移行していった。

2000年、テディーのブラックストリートの活動休止と共に、ガイとして再始動、サード・アルバム『GUY III』を発表。このアルバムでは、NJSのスタイルは既にほとんど踏襲されていないが、テディーのザップロジャー・トラウトマンへの傾倒や、ダミオンのシンガーとしての著しい成長が聞ける。しかし商業的には振るわなかった。

2006年には、全米各地で開催された「New Jack Reunion」ツアーに、ブラックストリートやニュー・エディションSWVらと共に参加してパフォーマンスを披露し、健在をアピールした。

不振に終わったサード・アルバム以後、アルバムやシングルの発表はないが、新作をレコーディング中であるという噂は絶えず伝えられている。テディーは日本の安室奈美恵や韓国の少女時代をプロデュースしたりしている。

ディスコグラフィ

スタジオ・アルバム

  • 『ガイ』 - Guy (1988年、MCA)
  • 『ガイ!…ザ・フューチャー』 - The Future (1990年、MCA)
  • 『GUY III』 - III (2000年、MCA)

コンピレーション・アルバム

  • 『グルーヴ・ミー〜ガイ<15thアニヴァーサリー>ベスト』 - Groove Me: The Very Best of Guy (2002年、MCA)
  • The Best Of Guy - The Millennium Collection (2004年、Geffen)
  • 『スーパー・ベスト』 - Super Best (2005年、Universal)

シングル

  • "Groove Me" (1988年)
  • "Round and Round (Merry Go Round of Love)" (1988年)
  • "Teddy's Jam" (1988年)
  • "I Like" (1989年)
  • "My Fantasy" (1989年) ※Teddy Riley featuring Guy名義。映画『ドゥ・ザ・ライト・シング』サウンドトラックよりシングルカット
  • "Spend the Night" (1989年)
  • 「アイ・ウォナ・ゲット・ウィズ・ユー」 - "I Wanna Get with You" (1990年)
  • 「レッツ・チル」 - "Let's Chill" (1990年)
  • "Do Me Right" (1991年)
  • "D-O-G Me Out" (1991年)
  • "Let's Stay Together" (1991年)
  • 「ダンシン」 - "Dancin'" (1999年)
  • "Why You Wanna Keep Me From My Baby" (2000年)

脚注

外部リンク


「ガイ (バンド)」の例文・使い方・用例・文例

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