ドゥ・ザ・ライト・シング (映画)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/23 03:47 UTC 版)
| ドゥ・ザ・ライト・シング | |
|---|---|
| Do the Right Thing | |
| 監督 | スパイク・リー |
| 脚本 | スパイク・リー |
| 製作 | スパイク・リー |
| 出演者 | ダニー・アイエロ オジー・デイヴィス ルビー・ディー リチャード・エドソン ジャンカルロ・エスポジート スパイク・リー ビル・ナン ジョン・タトゥーロ ジョン・サヴェージ サム・ジャクソン |
| 音楽 | ビル・リー |
| 撮影 | アーネスト・ディッカーソン |
| 編集 | バリー・アレクサンダー・ブラウン |
| 製作会社 | 40エーカー・アンド・ア・ミュール・フィルムワークス |
| 配給 | |
| 公開 | |
| 上映時間 | 120分 |
| 製作国 | |
| 言語 | 英語 |
| 興行収入 | $37,295,445[1] |
『ドゥ・ザ・ライト・シング』(原題: Do the right thing)は、1989年にスパイク・リーが監督・製作・脚本・主演をして公開されたアメリカ映画である。ブルックリンを舞台に人種差別と対立を扱っている。
1999年、アメリカ国立フィルム保存委員会に「文化的・歴史的・芸術的にきわめて高い価値を持つ」ことが認められ、アメリカ国立フィルム登録簿に永久登録された[2]。
ストーリー
たくさんの黒人の貧困層や、さまざまな民族が一緒に暮らしているニューヨークのブルックリン。癖のある楽しい、時には面倒な人々に囲まれて、主人公の黒人ムーキーはイタリア系アメリカ人サルの経営するピザ屋で働いていた。しかしある日ちょっとしたことからムーキーの周辺でトラブルが起き、それが人種間の衝突といえる暴動に発展してしまう。
キャスト
| 役名 | 俳優 | 日本語吹替 (Netflix) |
|---|---|---|
| ムーキー | スパイク・リー | 松本忍 |
| サル | ダニー・アイエロ | 土師孝也 |
| ダー・メイヤー | オジー・デイヴィス | 宝亀克寿 |
| マザー・シスター | ルビー・ディー | 宮寺智子 |
| ヴィト(サルの息子) | リチャード・エドソン | |
| バギン・アウト | ジャンカルロ・エスポジート | 後藤ヒロキ |
| ラジオ・ラヒーム | ビル・ナン | |
| ピノ(サルの息子) | ジョン・タトゥーロ | 佐々木義人 |
| ML | ポール・ベンジャミン | |
| ココナッツ・シド | フランキー・フェイソン | |
| スウィート・ディック・ウィリー | ロビン・ハリス | |
| ジェイド | ジョイ・リー | |
| ポンテ巡査 | ミゲル・サンドバル | |
| ロング巡査 | リック・アイエロ | |
| クリフトン | ジョン・サヴェージ | |
| ミスター・セニョール・ラブ・ダディ(ラジオDJ) | サム・ジャクソン | 石川英郎 |
| ティナ | ロージー・ペレス | |
| スマイリー | ロジャー・グーンヴァー・スミス | |
| アーマッド | スティーヴ・ホワイト | |
| チャーリー | フランク・ヴィンセント | |
| シー | マーティン・ローレンス | |
| パンチー | レオナルド・トーマス |
評価
レビュー・アグリゲーターのRotten Tomatoesでは105件のレビューで支持率は80%、平均点は8.0/10となった[3]。Metacriticでは26件のレビューを基に加重平均値が93/100となった[4]。
余談
- 第44代アメリカ合衆国大統領バラク・オバマが妻のミシェル・オバマと初めてのデートで観に行った映画が本作である。ニューズウィーク誌は、「一生に一度は観る価値のある映画ではあるが、デートで観るような内容の映画ではない」と評している。
- ラジオ・ラヒームが両手に着けている、「LOVE」、「HATE」リングは、チャールズ・ロートン監督『狩人の夜』でロバート・ミッチャムが演じる偽伝道師が両手指に入れた刺青の引用である。
- 第62回アカデミー賞授賞式で、プレゼンターだったキム・ベイシンガーは、本作が作品賞にノミネートされなかったことを疑問視し、壇上で言及した[5]。
参考文献
- ^ “Do the Right Thing” (英語). Box Office Mojo. Amazon.com. 2012年3月6日閲覧。
- ^ Liebenson, Donald. “Spike Lee Gets His Fourth Film on the National Film Registry: “Sometimes Dreams Come True”” (英語). Vanity Fair. 2022年9月5日閲覧。
- ^ "Do the Right Thing". Rotten Tomatoes (英語). Fandango Media. 2022年10月13日閲覧。
- ^ "Do the Right Thing" (英語). Metacritic. Red Ventures. 2022年10月13日閲覧。
- ^ 【アカデミー賞】こんなにある! 過去の授賞式で起きた「人種差別」騒動
関連項目
外部リンク
「ドゥ・ザ・ライト・シング (映画)」の例文・使い方・用例・文例
- ドゥ・ザ・ライト・シング_(映画)のページへのリンク
