カーニバルの楽器
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/06 06:40 UTC 版)
「リオのカーニバル」の記事における「カーニバルの楽器」の解説
カーニバルの衣装、2017年。 女性の踊り子、2008年。 サンバが現在のような打楽器中心のスタイルになる前には、サンバはおもにフルートと弦楽器で演奏されており、打楽器は下品なものと見なされていた。変化が起こったのは1930年代で、これ以降、打楽器が導入されるようになった。ドラムや他の打楽器から編成されるアンサンブルの指揮者は、アピートと呼ばれるサンバホイッスルで指示を出して音楽をコントロールする。アピートには3種類の音を出せるが、音量は極端に大きくはないので、指揮者たちの中には、より大きな音が出るレフェリー用のホイッスルを好んで使う者も多い。 打楽器のアンサンブルには、スルド、スネアドラム、ヘピニキ、タンボリンなど様々なドラムが含まれている。スルドは、皮が広く胴も大きな、基礎となる低音のドラムである。「カイシャ (caixa)」と呼ばれるスネアドラムの一種は、ドラムの皮の下に張られたバネによって特徴ある音を出す。ヘピニキは、カイシャに似ているが、バネは張られていないので、スネアのような音はしない。タンボリンはスネアに似た音を出すが、実際には小さな円筒の胴に皮をきつく張っただけのものである。 パレードとダンス・パーティー、さらに街頭のカーニバルが結び付いたリオのカーニバルは、「地上最大のショー」とも言われている。『リオデジャネイロ・ハンドブック』が記しているように、「リオのカーニバルは、おそらく世界で一番有名なパーティーであろう。」
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