カードの配り方とプレイ方法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/20 13:23 UTC 版)
「鋤大D」の記事における「カードの配り方とプレイ方法」の解説
競技者は通常3人か4人である。理論上は2人(ひとりに26枚配る)から52人(ひとり1枚)まで可能だが、実際には3人か4人の場合がもっともおもしろく遊べる。 ディーラー(じゃんけんで決めてよい)は、自分の右隣の人から順に反時計回りにカードを配る。カードはひとり13枚ずつ配る。競技者の数が4人未満のときは、各人に等しい数のカードを配り、余ったカードは3♦を持っている競技者に全部渡す。もし誰も3♦を持っていない場合は、3♣を持っている人に、それもなければ3♥、3♠、4♦のようにして決める。 最初にカードを出すのは、正式ルールでは初回は3♦を持っている者であり、それ以降は前回のプレイの勝者になる(台湾では、最初の回かどうかを問わず、3♣を持っている人からはじめる)。その人はシングルを出しても任意の組み合わせを出しても構わないが、必ずその中に必ず最小のスートの3を含んでいなければならない(正式ルールではこの制約は初回のプレイのみに限られる)。以降は反時計回りにカードを出していくが、前の人が出したのよりも強いカードまたは組み合わせで、かつ前の人と同じ枚数(1枚・2枚または5枚)を出す必要がある。カードを出したくないか、または出せるカードがない場合は「PASS」または「過(クオ)」と言ってパスする。すべての人がパスした場合、最後にカードを出した人が新たに次のカードを出すことができる。このときは前回のカードの組み合わせの制約を受けない。いいかえると、たとえ最後に出したカードが2♠だったとしても、3♦でも、ペアでも、5枚組でも出すことができる。 特別な制約: もし競技者Aが10のペアを出して、その他の3人がパスした場合、次に競技者AがJのペアを出したら、Jは10よりも大きいので、残りの3人はやはりカードを出すことはできない。競技者Aが別の型の組み合わせを出すか、パスしたカードよりも小さいカードを出すまで、ほかの競技者はパスしかできない。 香港では、残りの手札が1枚になったときには「last card」または「last one」と言う必要がある。さもないと、最後のカードを出したとしても負けになる。ただし最後にシングル以外(ペア・ストレート)を出した場合はこのルールは適用されない。 ある競技者の手札がすべてなくなったとき、その競技者は上がりを宣言し、プレイはそこで終わる(台湾では最後のひとりが残るまでプレイを続けることもある)。
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