カフ県とは? わかりやすく解説

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カフ県

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/03 22:43 UTC 版)

カフ県

Cahul


紋章
モルドバ
県都 カグルルーマニア語版英語版
設立 1964年12月23日
政府
 • 県知事 Avram Micinschi
モルドバ共和国共産党
2011年
面積
 • 合計 1,546 km2
人口
(2014年)
 • 合計 124,700人
 • 密度 80.8人/km2
等時帯 東ヨーロッパ時間
 • 夏時間 UTC+3 (東ヨーロッパ夏時間)
郵便番号
299
市外局番 +373 39
車両番号 CH
ウェブサイト http://www.cahul.md

カフ県は、モルドバ南部の県であり、カフル県ならびにカグル県とも呼ばれる。県都はカグルルーマニア語版英語版 [1]

2014年1月の人口は12万4700人 [2]

歴史

376年フン族ローマ帝国ダキアに侵入し破壊した。

1425年から1447年の記録に、クリハナ・ヴェチェ英語版マンタ英語版ヴァレニ英語版スロボジア・マレ英語版ラルガ・ノウア英語版の集落が残っている。

1770年8月1日、第一次露土戦争の中でカフ湖の近くでカグルの戦い英語版が起き、ロシア帝国が勝利した。

1812年第三次露土戦争の結果カフ県を含むベッサラビアはロシアに割譲され、住民のロシア化が進んだ。ロシア人ウクライナ人ブルガリア人ガガウズ人が入植した。

1856年クリミア戦争の結果この地域はルーマニアに割譲された。

1878年露土戦争の結果この地域はロシア帝国に割譲された。

1917年ロシア革命によってベッサラビアルーマニアに割譲された。この地域はカフ郡英語版の中心になった。

1940年独ソ不可侵条約によってベッサラビアソ連に占領された。

1991年、モルドバが独立し、カフ郡が設置された。

2003年、カフ県が設置された。

地理

カフ県の地勢図
ジュルジュレシュティ港英語版ルーマニア語版ロシア語版

カフ県はモルドバ南部に位置する。カフ県にはジュルジュレシュティ英語版ルーマニア語版ドイツ語版ロシア語版と呼ばれる地域が在り、当該エリアは同国の自由経済区となっている。この場所はモルドバ最南端に位置し、ドナウ川の下流部に接することや同国唯一の水運港「ジュルジュレシュティ港英語版ルーマニア語版ロシア語版[3]が在ることでも知られている。

北から時計回りに

に接する。

標高は北のティゲチ高原が約240m、ドナウ川で約5mである。都市化率は31.9%。

気候

  • 典型的な大陸性気候
  • モルドバで最も乾燥し最も暑い
  • 他の県より2~3℃暑い
  • 年間平均降水量は400~550mm

民族

民族 人口 %*
モルドバ人
ルーマニア人
93,096 78.08%
ウクライナ人 7,842 6.58%
ロシア人 7,702 6.46%
ブルガリア人 5,816 4.88%
ガガウズ人 3,665 3.07%
ロマ 237 0.20%
その他 873 0.72%

宗教

政治

2010年11月28日のモルドバ共和国議会選挙の結果

2010年の県議会選挙

観光

  • ヌファルル・アルブ(白い睡蓮):カグルの温泉療法施設。
  • 東方正教会古儀式派教会(カグル)
  • 聖ミカエル・ガブリエル大聖堂(カグル)
  • ラルガの戦い英語版の英雄の碑(バディクル・モルドヴェネスク英語版

脚注

外部リンク

座標: 北緯45度50分 東経28度20分 / 北緯45.833度 東経28.333度 / 45.833; 28.333




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