カタストロフィー理論
【英】Catastrophe Theory
カタストロフィー理論とは、連続する事象を背景として不連続な事象が発生する過程を追究しようとする理論のことである。1960年代にフランスの数学者ルネ・トム(Rene Thom)によって、トポロジー(位相数学)を科学全般に適用する試みとして提唱された。
例えば地殻を形成している岩板(プレート)が、普段はゆっくり移動しているだけであるのに、ある限度を超えたときに、激しい動き(地震)となったり、あるいは生物の体中で少しずつ起こる変化が、青虫が蝶へと劇的に変態を遂げたり、といったプロセスを解明しようとする。もともと「カタストロフィー」とは「大変動」「破局」といった意味を持っており、そこから突然の破壊・崩壊が起こるプロセスなどを研究する学へも発展している。
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