カガステル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/12 17:52 UTC 版)
西暦2095年、生物学者エメト・キーリオによって名付けられた奇病。正確には「突発性染色体変異症候群カガステル」。カガステルとは作中の言葉で「形を壊すもの」という意味。対義語として「イリアステル」がある。発症率は1000分の1。発症者は20分で理性を失い、大きな虫へと姿を変え、人を食い殺すようになる。虫へと姿を変える20分の中で、首だけは最後まで人としての部分を残す。15歳以下は発症しない。 発症者の状態 体が頑丈になり、翼部を有するため飛行が可能。唯一の弱点は第二頸椎の 環椎 と軸椎の狭間の 神経束。 発症者の生態 元人であったが、理性を失っているため意思疎通は不可能。人を食料とする。 発症者は周辺住民を餌とし、増殖、そして 蟻塚のような虫籠を形成するとされているが虫籠の形成の過程は定かではない。 発症者同士で子を成すことができ、発症者は卵を産み増える。 発症者の幼生は翼部を持たず、六つの節からなるワームのような姿をしている。 虫籠について 蟻塚によく似たカガステルの巣窟。 虫籠が形成されるとその周辺でしか行動しない。 虫籠の中には女王がいるとされ、この個体がほかの発症者を統制するとされている。 軍政府からは虫籠に近づかないように通商路を封鎖することもある。 虫籠内では女王のみが生殖能力を持つとされ、アリのような社会性を持つとされる。
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