カウフマン療法(エストロゲン・ゲスターゲン周期療法)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/09/17 01:49 UTC 版)
「ホルモン療法」の記事における「カウフマン療法(エストロゲン・ゲスターゲン周期療法)」の解説
同じく、無排卵などによる周期異常の場合に、周期前半は子宮内膜を増殖させる卵胞ホルモン(エストロゲン)剤を投与し、周期後半からは卵胞ホルモン剤・黄体ホルモン剤の両方を投与する周期療法。 なお、外部からホルモン補充を行うことで脳は体内ホルモンが足りていると判断して分泌命令を弱め、卵巣は休息状態で原則として排卵が停止したままとなるため、早期に妊娠を希望する女性には不向きである(もっとも、不妊治療に入る前段階として、体のコンディションを整える目的でカウフマン療法を挟むケースもある)。無排卵の患者は、起こらない排卵を起こそうと脳が過剰に刺激ホルモンで卵巣に負担を掛けている場合が多く、いったん休養させることで卵巣機能の回復が期待される。カウフマン療法を数ヶ月繰り返した後にホルモン補充を中止すると、「リバウンド効果」で体内のホルモン分泌が促され、排卵が復活する可能性がある。
※この「カウフマン療法(エストロゲン・ゲスターゲン周期療法)」の解説は、「ホルモン療法」の解説の一部です。
「カウフマン療法(エストロゲン・ゲスターゲン周期療法)」を含む「ホルモン療法」の記事については、「ホルモン療法」の概要を参照ください。
- カウフマン療法のページへのリンク