エストロゲン・黄体ホルモン周期的投与
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/09/17 01:49 UTC 版)
「ホルモン療法」の記事における「エストロゲン・黄体ホルモン周期的投与」の解説
エストロゲン製剤単独投与の欠点を補うため、黄体ホルモン製剤も併せて投与する方法。黄体ホルモンは、子宮体癌など卵胞ホルモンによる疾患リスクの抑制に作用する。黄体ホルモン製剤を併用したホルモン補充療法では、ホルモン補充療法を行わなかった人より子宮体癌の発生率を下げる効果もある[リンク切れ]。ただし、投与期間が5年以上など長期に及ぶと、ホルモン補充療法を行わなかった人よりも微増するとの説もある。 黄体ホルモン製剤のみ定期的な休薬期間を設ける服用法と、エストロゲン製剤・黄体ホルモン製剤を同時に休薬する服用法とがあり、後者は月経治療でのカウフマン療法に類する(ただしホルモン補充量はそれよりも低め)。いずれも黄体ホルモン製剤の休薬期(通常10~14日間)には月経様出血が見られ、閉経前や閉経直後の女性に適する。
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