カイロプラタクターとして
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/26 22:00 UTC 版)
「ドン・中矢・ニールセン」の記事における「カイロプラタクターとして」の解説
ニールセンは、1986年にクリーブランド大学カンザスシティ校でカイロプラクティック博士号を取得し、卒業後、患者の治療を行っていた。1987年よりタイに渡り、ムエタイのジムでトレーニングしていた。そこで仲間のキックボクサーの治療もしていたが、カイロプラクティックがタイ国内で殆ど行われていないことを知る。地元の病院と提携し、毎月のチャリティーツアーに参加して遠隔地の恵まれない人々にカイロプラクティック治療を提供し支援する傍ら、タイで合法的なビジネスとしてのカイロプラクティックを確立するための拠点として、1993年3月に「バイオエナジーセンター」という療養所を開設した。 しかし、当時タイではカイロプラクティックは保険治療として認可されておらず、労働許可証(ワークパーミット)を取得し事業を行っていてもカイロプラクティックの治療行為は違法に近いため、タイの保健省は理学療法と看護師の下で治療行為を行うことをニールセンらに要求した。無免許無認可で療養所を運営したとしてタイの裁判所に告発され逮捕・起訴されたこともあったが、タイの医療評議会による監督なしにカイロプラクティックが合法的に行えるよう提唱し活動を重ねた結果、2007年7月にカイロプラクティック法が施行され、カイロプラクターは職業として公認された。 医学博士として、保健省によるカイロプラクティックの実践を促進する多くの組織で働いたニールセンは、タイカイロプラクティック協会 の創設メンバーおよび初代会長となる。「バイオエネルギーアジアクリニック」の創設者でもある。
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