オークランド・シティFC
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/16 05:36 UTC 版)
オークランド・シティFC | ||||
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原語表記 | Auckland City Football Club | |||
愛称 | The Navy Blues, City | |||
クラブカラー | 紺・白 | |||
創設年 | 2004年 | |||
所属リーグ | ノーザンリーグ ナショナルリーグ |
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ホームタウン | オークランド | |||
ホームスタジアム | キウイティア・ストリート | |||
収容人数 | 2,500 (座席数500) | |||
代表者 | ![]() |
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監督 | ![]() |
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公式サイト | 公式サイト | |||
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■テンプレート(■ノート)■サッカークラブPJ |
オークランド・シティ・フットボール・クラブ(英語: Auckland City Football Club)は、ニュージーランドのオークランドを本拠地とするサッカークラブである。プロチームではなく、アマチュアもしくはセミプロチームと呼ばれる[1]。
概要
2004年、オーストラリアとニュージーランドを中心としたオセアニア各地のサッカーリーグ再編、オセアニア地域の国際大会であるオセアニアクラブ選手権(現:OFCチャンピオンズリーグ)の創設など、サッカー環境の整備が行われる中で創設されたクラブのひとつである。また、FIFAクラブワールドカップ出場の常連として知られる。2022年大会で10度の出場を数え、これは大会最多記録である。また、FIFAクラブワールドカップ2025で唯一のオセアニアクラブとして参加することが決定している。
歴史
2000年代
クラブ創設1年目の2004-05シーズンに国内リーグで優勝。OFCクラブチャンピオンシップ2005に出場するも、グループステージで敗退した。2005-06シーズンは、国内リーグを2年連続で優勝。オーストラリアのアジアサッカー連盟(AFC)転籍後、初の開催となったOFCクラブチャンピオンシップ2006の決勝戦で、タヒチのASピレーを3-1で破りクラブ創設2年目にして初優勝を成し遂げる。
この優勝によりオセアニア代表として、FIFAクラブワールドカップ2006への出場権を獲得した。大会に向けクラブは、元日本代表で当時無所属だった岩本輝雄の加入を発表[2]。岩本の復活と共に、日本のサポーターから一躍注目を浴びることとなった。クラブW杯開幕戦となった1回戦では、アフリカ代表のアル・アハリ(エジプト)と対戦。チャンスを作るも得点には結びつかず0-2で敗れ、続く5位決定戦でも全北現代モータース(韓国)の前に0-3と屈し、大会を通して無得点に終わった。
2008-09シーズンは、国内リーグとOFCチャンピオンズリーグの両方を制覇し、3年ぶり2度目となるFIFAクラブワールドカップ2009の出場権を手にする。本大会の開幕戦では開催国枠で出場したUAEのアル・アハリを2-0で下し、オセアニア勢としては2005年大会のシドニーFC以来、4大会ぶりとなる勝利を挙げた。準々決勝のアトランテ(メキシコ)戦では力の差を見せ付けられ0-3で敗れたものの、5位決定戦ではコンゴ民主共和国のマゼンベに3-2で勝利し、オセアニア勢過去最高位タイの5位という成績で大会を終えた。
2010年代
2010-11、2011-12、2012-13、2013-14、2014-15、2016シーズンと6大会連続でOFCチャンピオンズリーグを制し、日本とモロッコで開かれたクラブワールドカップに出場を果たしたが、2011年大会は柏レイソルに0-2、2012年大会はサンフレッチェ広島に0-1、2013年大会はラジャ・カサブランカに1-2とそれぞれ初戦で敗れている。2014年大会ではマグリブ・テトゥアニと対戦し、決着がつかず0-0で終えるが、PK戦で4-3で勝利し初戦を突破した。準々決勝でセティフに1-0で勝利し、オセアニア代表としてクラブワールドカップ史上初めて準決勝に進出したが、サン・ロレンソに1-2で敗れた。しかし、3位決定戦ではクルス・アスルと対戦し、決着がつかず1-1で終えるが、PK戦で4-2で勝利し、オセアニア勢過去最高位の3位という成績で大会を終えた。
2015年大会は再び、初戦でサンフレッチェ広島と対戦し0-2で敗れ、2016年大会では鹿島アントラーズに1-2で敗れた。2017年、香港で開催されたルナー・ニューイヤー・カップにオセアニア勢として初優勝を果たした。2017年のFIFAクラブワールドカップでは、初戦で開催国王者のアル・ジャジーラと対戦し0-1で敗れた。2018-19シーズンは無敗でリーグ優勝を果たしたものの、OFCチャンピオンズリーグ準決勝で同じニュージーランド勢のチームウェリントンに敗北しクラブW杯出場は逃した。
2020年代
2019-20シーズンは、チームウェリントンの監督をしていたホセ・フィゲイラが新たに監督に就任した。
タイトル
国内タイトル
- ニュージーランド・フットボールチャンピオンシップ : 9回
- 2005, 2006, 2007, 2009, 2014, 2015, 2018, 2020, 2022
国際タイトル
- OFCチャンピオンズリーグ : 12回
- 2006, 2009, 2011, 2012, 2013, 2014, 2015, 2016, 2017, 2022, 2023, 2024
- OFCプレジデンツカップ : 1回
- 2014
- ルナー・ニューイヤー・カップ : 1回
- 2017
現所属メンバー
注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。
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歴代所属選手
- GK
- DF
ジェイムス・プリチェット 2005-2015
ベン・シグムンド 2006-2008
イヴァン・ヴィセリッチ 2008-2016
岩田卓也 2012-2019
松本光平 2014-2015
金大旭 2014-2018
- MF
岩本輝雄 2006
アダム・マクジョージ 2008-2012, 2013-2014
ティム・ペイン 2009-2010, 2014-2015
近江孝行 2010
田島翔 2014
マイケル・デン・ヘイジャー 2015-2016
- FW
ロイ・クリシュナ 2013-2014
/
ライアン・デ・フリース 2013-2017
脚注
- ^ “FIFAは自らの愛するトーナメントを破壊しているのか?”. 2025年6月16日閲覧。
- ^ 日本テレビ内公式サイト. “チーム最新情報 チーム詳細”. 2011年11月26日閲覧。
- ^ “Men's Premiership squads confirmed”. 2021年2月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年1月23日閲覧。
- ^ “Brotherton and Vincent join Navy Blues”. 2023年1月17日閲覧。
外部リンク
- 公式ウェブサイト
- オークランド・シティFC - Soccerway
固有名詞の分類
- オークランド・シティFCのページへのリンク