オレカ・01とは? わかりやすく解説

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オレカ・01

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/21 08:57 UTC 版)

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オレカ・01
カテゴリー LMP1
コンストラクター オレカ
デザイナー David Floury
主要諸元
シャシー カーボン・ファイバー モノコック
サスペンション(前) ダブルウィッシュボーンダンパー制御機構付きOHV
サスペンション(後) ダブルウィッシュボーンダンパー制御機構付きOHV
エンジン AIM (ジャッド) YS5.5 5.5 L V10 NA ミッドシップ縦置き
トランスミッション X-Trac 6速 シーケンシャル方式MT
重量 900kg
タイヤ ミシュラン
主要成績
チーム チーム・オレカ・マットムート-AIM
ドライバー ステファン・オルテリ
ブルーノ・セナ
ティアゴ・モンテイロ
オリビエ・パニス
ニコラ・ラピエール
ソエイル・アヤリ
ディディエ・アンドレ
コンストラクターズタイトル 0
ドライバーズタイトル 0
初戦 スパ1000kmレース(2009年)
出走 優勝 ポール Fラップ
10 1 2 0
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オレカ・01 (Oreca 01) は、フランスのレーシングチームオレカ2009年に製作したル・マンプロトタイプレーシングカー。オレカがそれまで使用していたレースカーのクラージュ-オレカ・LC70に置き換えることを狙って開発された。日本エンジン開発会社AIMパワーからエンジン提供を受けている。そのエンジンはジャッドによってチューニングされ、8,000rpmのエンジン回転数で650bhp、485kWの出力を誇る。

レース

2009年

チーム・オレカ・マットムート-AIMは、2009年のル・マン・シリーズの第2戦に当たるスパ1000kmレースでオレカ・01をデビューさせた。カーナンバー10番を付けて臨んだレースでは予選で4位に入り、好順位で決勝レースのスタートを切ることが出来た。しかし、129周目にブルーノ・セナが大きなクラッシュを起こしてリタイアに追い込まれた。(ちなみに、このレースの優勝車は143ラップしている。)幸い、もう1台出走していた11号車は完走して4位に入り、5ポイントを獲得している。

ル・マン24時間レースでは、11号車は5位に入っている。10号車は219周目でリタイアして完走できなかった。

2010年

2010年のル・マン24時間レースでは、オレカは出走するレースカー2台の内1台をプジョー・908 HDi FAPとした為、オレカ・01は1台のみの出走となった。予選では3分29秒506のタイムを出して10位に着けた。決勝レースでは、ガソリンエンジン搭載組で最高位を走っていた3台のローラ・アストンマーティン B09/60が(ディーゼルエンジンを搭載した)4台のプジョー勢と同様の信頼性の問題で総崩れした。オレカ・01は、ディーゼル搭載組の3台のアウディ勢に続いて、ガソリンエンジン搭載組では最先着となる総合順位4位に入り、強烈な印象を残した[1]

2011年

オレカ・01は、スイスのチームのホープ・レーシングによって、フォルクスワーゲンの2リッター・エンジンをベースにF1KERSを用いたハイブリッドシステムを搭載して2011年のル・マン24時間レースに臨むこととなった。エンジンは、従来のAIM(ジャッド)製のV10エンジンを2011年のレギュレーション変更に合わせて著しく小型化して作られた。オレカ・01は、115周目でリタイアし、完走することが出来なかった。

脚注

  1. ^ 中野英幸 (2010年6月21日). “第78回「ル・マン24時間レース」リポート”. インプレス. 2016年2月21日閲覧。

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