オルケスタ・デ・ラ・ルスとは? わかりやすく解説

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オルケスタ・デ・ラ・ルス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/27 04:46 UTC 版)

ORQUESTA DE LA LUZ
オルケスタ・デ・ラ・ルス
出身地 日本
ジャンル サルサ
活動期間
レーベル
公式サイト ORQUESTA DE LA LUZ
メンバー
  • NORA (Vocal)
  • JIN (Vocal, Chorus)
  • 鈴木ヨシロー (Timbales, Chorus)
  • 伊波淑 (Congas)
  • 佐藤由 (Bongos)
  • 井高寛朗 (Pf)
  • 澁谷和利 (Bass)
  • 佐久間勲 (Tp)
  • 五反田靖 (Tp)
  • 前田大輔 (Tb)
  • 相川等 (Tb, Chorus)
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オルケスタ・デ・ラ・ルス(Orquesta De La Luz)は、1984年に結成された日本サルサバンドOrquesta De La Luzとはスペイン語光の楽団(英訳するとOrchestra of the Light)という意味である。

メンバーのソロ活動を尊重するため1997年に一度解散したが、2002年にバンド活動を再開している。

経歴

日本初のサルサ・バンドであるオルケスタ・デル・ソルに参加していたパーカッショニストの大儀見元をリーダーとして、1984年に結成[1]。当時の日本ではサルサの知名度が低く、ライブハウスを中心に地道な活動を続ける。

1987年、ニューヨークの代理人に持ち込んだデモテープが認められ、1989年夏に自費で渡米し、ニューヨークサルサ・フィスティバルで成功をおさめる[1]

1990年6月、BMGビクター[注 1]よりファーストアルバム『デ・ラ・ルス』でデビュー[1]。洋題『Salsa caliente del Japón(日本からの熱いサルサ)』として全米で発売すると、ビルボード誌ラテン・チャートで11週間にわたって1位を獲得[1]。NORAのスペイン語詞のヴォーカルなど、本格的なサルサが本場ラテンアメリカでも受け入れられ、その後は北米、中南米、ヨーロッパでワールドツアーを行う。大儀見は1990年に脱退し、カルロス菅野がリーダーを継ぐ。

1991年の2枚目のアルバム『サルサに国境はない』はプラチナディスク、1992年の3枚目のアルバム『ディフェレンテス』はゴールドディスクを獲得。1991年と1993年に日本レコード大賞特別賞を受賞。1993年に発表した4枚目のアルバム『ラ・アベントゥーラ』は第37回グラミー賞ベスト・トロピカル・ラテン・アルバム部門にノミネートされ、その年のNHK紅白歌合戦に紅組で出演している(参照「1993年の音楽」)。同年に国連平和賞(the United Nations peace medal)を受賞した[2]。1994年には日本武道館の「WE LOVE MUSIC, WE LOVE THE EARTH」のステージでサンタナと共演。

ピアニストの塩谷哲ジャズの分野で活動するようになり、NORAが芸術選奨新人賞(大衆芸能部門)を受賞するなど、メンバーがそれぞれソロ活動を行うようになる。1995年に菅野は脱退して熱帯JAZZ楽団を結成、1996年に塩谷も脱退したためバンドは活動を休止し、翌1997年7月に解散コンサートを行う。

BMGビクター期のアルバムは、2000年にBMGファンハウス(現Ariola Japan)より再発されている(実際にはGT Music)。『フェリス・クリスマス』は、再発時に『サルサ・クリスマス』と改題されている。

2001年に起きたアメリカ同時多発テロ事件を受けて、翌2002年に主宰したチャリティー・イベント「ワールド・ピース・ミュージック・フェスティバル」でバンドを再結成した。翌2003年にも同イベントを開催し、好評により新生デ・ラ・ルスとして活動を再開する。

2004年に、avex ioより『¡BANZAAAY! -バンザーイ!-』を発表した。

その後、アルバム4枚をリリースし、各地のフェスティバルや海外などでも出演。2006年には東京で定期的なイベント「DOMINGO」をプロデュースするなど、さらに幅広いファンを獲得。

また、結成30周年にあたった2014年は、各地でツアーを行ったり、7月にOrquesta Del Solとのコラボライブ、10月には30周年記念ライブの開催など、精力的な活動を行った。2015年は『ブラタモリ』の新OPテーマ、井上陽水の「女神」を演奏。

2019年デビュー35周年を迎え、10年振りのニュー・アルバム「Gracias Salseros」を発売。3月にFacebookにて配信したデビュー曲「Salsa Caliente Del Japón」のリハーサル映像が、1000万回再生を突破し、中南米を中心に世界中で話題になっている。

「日本ラテン化計画」を旗印に精力的に活動中であるが、結成40周年となった2024年は、より一層活動を活発化。グループ史上はじめてのクラウドファンディングが約200%の達成率で終了。5/22には記念アルバム「Más Caliente」を発売し、各地での記念公演を実施し、好評を博した[3]

2025年はメジャーデビュー後35周年となるので、さらにアクティブに活動中。

メンバー

現メンバー

1984年結成当時のオリジナルメンバーで残っているのはNORAのみである。

  • NORA (Vocal)
  • JIN (Vocal, Chorus)
  • 鈴木ヨシロー (Timbales, Chorus)
  • 伊波淑 (Congas)
  • 佐藤由 (Bongos)
  • 井高寛朗 (Pf)
  • 澁谷和利 (Bass)
  • 佐久間勲 (Tp)
  • 五反田靖 (Tp)
  • 前田大輔 (Tb)
  • 相川等 (Tb, Chorus)

元メンバー

  • 大儀見元Perc. 1984-1990)
  • 澤田浩史(Bass 1984-1994)
  • 江川ゲンタ(Tim 1984-?)
  • 塩谷哲Piano 1986-1996)
  • カルロス菅野(Perc. 1987-1995)
  • 佐々木史郎(Tp 1987-1997)
  • 伊達弦(conga 1987-1992)
  • 青木タイセイ(Tb 1989-1997)
  • 伊藤寛康(Bass 1994-2004)
  • 都筑章浩(perc. 1994-1997)
  • 寺内茂(Tp 1991-1997 2003-?)
  • 扇谷研人(Piano 2003-2007)
  • 斎藤タカヤ(Piano 2007-2024)
  • 石戸谷斉(Tb 2004-2006)
  • 福本佳仁(Tp)
  • 中路英明(Tb)
  • 下神竜哉(Tp)
  • 宮本仁(Congas)
  • 村田陽一(Tb)
  • 山口卓也(Tb 1984-?)

ディスコグラフィ

アルバム

タイトル 発売年 レコード会社
1 DE LA LUZ 1990 BMGビクター
2 SALSA NO TIENE FRONTERA 1991
3 SOMOS DIFERENTES 1992
4 HISTORIA DE LA LUZ 1993
5 LA AVENTURA 1993
6 FELIZ CHRISTMAS 1994
7 SABOR DE LA LUZ 1995
8 FINAL CONCERT ¡Adios Amigos! 1998 Dynaware
9 BEST OF ORQUESTA DE LA LUZ 2000 BMGビクター
10 ORQUESTA DE LA LUZ LIVE 2003
11 ¡BANZAAAY! 2004 avex io
12 ARCO IRIS 2005
13 LET'S SALSA!! - THE BEST SALSA DANCE COLLECTION - 2007 セル1B
14 ¡CALIENTE! 2008 BookRidge Records
15 サルサ食堂〜日本ラテン化計画! 2009 ユニバーサルミュージック
16 RON VIEJO 2009
17 VERY BEST OF ORQUESTA DE LA LUZ~25th Anniversary Collection 2010 ソニー・ミュージックエンタテインメント
18 ORQUESTA DE LA LUZ BILLBOARD LIVE DIRECT 2015 Amazon Records
19 Gracias Salseros 2019 キングレコード
20 Más Caliente🔥 2024 NS Records Japan


ビデオ

  • マディソン・スクェア・ガーデンのオルケスタ・デ・ラ・ルス BMGビクター

LD

  • マディソン・スクェア・ガーデンのオルケスタ・デ・ラ・ルス BMGビクター

DVD

  • オルケスタ・デ・ラ・ルス・ライブ (2003) BMGファンハウス
  • SALSA FOR PEACE (2004) ポニーキャニオン

NHK紅白歌合戦出場歴

年度/放送回 曲目 出演順 対戦相手
1993年(平成5年)/第44回 サルサに国境はない 10/26 前川清
注意点
  • 出演順は「出演順/出場者数」で表す。

セッションに参加したミュージシャン

関連項目

脚注

注釈

  1. ^ 後のBMG JAPAN、現Ariola Japan

出典

外部リンク


オルケスタ・デ・ラ・ルス

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村田陽一」の記事における「オルケスタ・デ・ラ・ルス」の解説

ホーンアレンジを担当

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「オルケスタ・デ・ラ・ルス」を含む「村田陽一」の記事については、「村田陽一」の概要を参照ください。

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