リスト:オルガンのための6つの前奏曲とフーガ
英語表記/番号 | 出版情報 | |
---|---|---|
リスト:オルガンのための6つの前奏曲とフーガ | 6 Praeludium und Fuge für Orgel S.462 R.119 | 作曲年: 1842-50年 出版年: 1852年 |
楽章・曲名 | 演奏時間 | 譜例![]() |
|
---|---|---|---|
1 | イ短調 a-moll BWV 543 | No Data | No Image |
2 | ロ短調 h-moll BWV 544 | No Data | No Image |
3 | ハ長調 C-dur BWV 545 | No Data | No Image |
4 | ハ短調 c-moll BWV 546 | No Data | No Image |
5 | ハ長調 C-dur BWV 547 | No Data | No Image |
6 | ホ短調 e-moll BWV 548 | No Data | No Image |
作品解説
J・Sバッハのオルガン作品の名作。中部ドイツ風のオルゲンプンクトトッカータタイプといえる。〈プレリュード〉は、オルガンの名手バッハならではの早いパッセージを含み5声部まで次々と音を重ねて盛り上がる。4声部の〈フーガ〉は、初期の作品に特有な若々しい躍動感と激烈さが秩序だった形式感と見事に統合されている。最後に自由な即興風のコーダで華々しく曲が終わる。
バッハの偉大なオルガン音楽を足鍵盤の分まで両手だけのピアノで弾いてしまおうとしたのは、音楽史上最大のピアニスト、フランツ・リスト(1811-1886)がたぶん初めてであろう。原曲を慎重にピアノに移しかえたリストの巧みさは、あたかも最初からピアノのために書かれた作品であるかのように思われる。
- オルガンのための6つの前奏曲とフーガのページへのリンク