オペラ演出家として
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「ピーター・セラーズ (演出家)」の記事における「オペラ演出家として」の解説
1990年代、モーツァルトのダ・ポンテ三部作を相次いで演出する。「コシ・ファン・トゥッテ」はカフェ、「フィガロの結婚」は、ニューヨークの高級マンション、「ドン・ジョヴァンニ」は、スラム街と、それぞれ現代に舞台を移し、ユニークな設定による原典の読み替えが批評家の激賞を浴びた。(現在はDVDで視聴できる) グラインドボーン音楽祭やザルツブルク音楽祭など著名な音楽祭に招待されている。20世紀の作品、メシアンの「アッシジの聖フランチェスコ」、ヒンデミット「画家マチス」、リゲティの「ル・グラン・マカーブル」を演出、サーリアホ「彼方からの愛」、ジョン・アダムズ「中国のニクソン」「エル・ニーニョ」「原爆博士」などの初演を手がけた。わけてもジョン・アダムズは音楽上の盟友とされている。ジョン・アダムズ作曲(歌詞はセラーズと合作)の最新作「フラワリング・ツリー(邦題:花咲く木)」が,自身の演出により世界各地で初演されており,2008年12月6日には,東京交響楽団の定期演奏会に取り上げられ,日本での初演が行われた。以下は,東京交響楽団のホームページから; 第562回 定期演奏会2008年12月6日(土) 6:00p.m. サントリーホール ジョン・アダムズ:フラワリング・ツリー * 花咲く木 (全2幕、日本初演、セミ・ステージ形式、英語上演、字幕付) 指揮=大友直人演出=ピーター・セラーズクムダ=ジェシカ・リヴェラ(ソプラノ)王子=ラッセル・トーマス(テノール)語り部=ジョナサン・レマル(バス・バリトン)舞踊=ルシニ・シディ、エコ・スプリヤント、アストリ・クスマ・ワルダニ合唱=東響コーラス,合唱指揮=有村祐輔
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