オハ80形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/24 06:17 UTC 版)
盛岡鉄道管理局が1960年(昭和35年)にスハシ29形を改造した団体用和式客車(いわゆるお座敷客車)であるスハ88形が好評を博したことを受けて、名古屋鉄道管理局および長野鉄道管理局でオハ35形を改造して和式客車化したものである。 団体客のニーズに応じるべく、まず1969年(昭和44年)5月に3両が改造され、続いて1970年(昭和45年)3月に2両が、さらに同年10月には3両が改造されて合計8両が出揃った。 改造は2001 - 2007を国鉄名古屋工場が、2008を国鉄長野工場がそれぞれ担当し、いずれも種車は後期車が用いられた。 車内の座席を撤去して片側通路式の畳敷きとしたほか、一部を除き各車の出入台の片側が閉鎖されていた。また、2000番台とされた車番が示すように、改造後は全車に電気暖房装置が追設されていた。
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