オニャンコポンの役割とは? わかりやすく解説

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オニャンコポンの役割

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 07:37 UTC 版)

オニャンコポン」の記事における「オニャンコポンの役割」の解説

アシャンティ人の宗教では、オニャンコポン代表される神と精霊祖先の霊という3種類の超自然的な存在体系形作っている。すべての精霊オニャンコポンによって創造されたとされている。 精霊は野に遍く存在しているが、その中でも人とかかわりを持つようになった精霊をアボソム(abosom)とよび、この精霊オニャンコポン召使いであり、人とオニャンコポンとの間に入る媒介者としての役割担っているそれぞれの精霊には司祭職存在し、彼らは処方したり、悪意ある精霊対処したりといった役割担っている一方でオニャンコポン対す司祭職存在しない。このことから読み取れる、人が神と直接関わりもてないという考え方アフリカ宗教によく見られアシャンティ場合オニャンコポンまつわる神話則している。 天空神であるオニャンコポンは、昔は人間たちに近い位置居た。しかしあるとき、一人老女ヤムイモ臼と杵搗いていた拍子に、オニャンコポンぶつけてしまった。それ以来オニャンコポン遠く離れてしまったという(天地分離神話)。老女オニャンコポン到達しようと、多くの人に臼を集めさせ、高く積み上げさせた。しかしすべて積み上げても、一つ足りなかった。そこで老女は、積んだ臼の一番下の一つ抜いて上に積むように言ったそのようにしたところ、臼の塔は崩れ多くの人が死んでしまったという。 一方でオニャンコポンへのお供え物司祭職通さずにできるということはアシャンティ人々オニャンコポン身近に感じていた証拠だとする見方もある。最近は廃れてきたものの、アシャンティでは各家々オニャンコポン供物捧げるための祭壇持っている。 フォルデ(Forde)はアシャンティオニャンコポン身近に感じていたことは彼らの持つことわざからも読み取れるとしている

※この「オニャンコポンの役割」の解説は、「オニャンコポン」の解説の一部です。
「オニャンコポンの役割」を含む「オニャンコポン」の記事については、「オニャンコポン」の概要を参照ください。

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