オッティングの教会
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/03 09:46 UTC 版)
オッティングの教会は、初めは木造であったのであろうが、1057年から1075年にアイヒシュテット司教グンデカール2世によって建造され、守護聖人の聖リヒャルトに献堂された。 聖リヒャルトは11世紀からアイヒシュテットで参拝されるようになった聖人である。彼はアングロサクソンの王(700年頃)で、聖ヴィリバルト(初代アイヒシュテット司教)、聖ヴニバルト(ハイデンハイム修道院の創設者)、聖ヴァルブルガ(ハイデンハイム女子修道院長)の父であり、ドイツとイギリスで崇拝されている。 歴史上記録されている最も古いオッティング司祭、ハイデンハイム修道院のカトリック修道会司祭は1150年頃にイルズングという名で記録されている。彼はイタリアのルッカから1150年頃に聖リヒャルトの聖遺物をオッティングにもたらした人物である。 聖リヒャルト教区教会の塔は長堂よりも古い時代に遡る。塔の四角形の下層部は14世紀のものである。教会自体は15世紀の後半に建てられた後期ゴシック建築である。この教会は三十年戦争で何度も破壊された。聖具室はバロック時代のものである。オッティングの教会は郡内でも最も見事な物の一つに数えられる。
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