エリクソン時代
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/02 01:45 UTC 版)
「シコルスキー S-64」の記事における「エリクソン時代」の解説
元々はシコルスキー社の製品であったが、1992年にエリクソン・エアクレーン社が型式証明と製造権を購入した。 その時からエリクソン・エアクレーン社がS-64の製造者かつ世界最大の運用者になり、機体・計器類の1,350箇所以上を変更してペイロードを引き上げた。貨物用以外にも派生型として森林火災用の消防機S-64Eを製造し、イタリアの森林警備隊や韓国の山林庁などに採用された。また、アメリカ軍が20トン水上基地の要求に合致する新エンジンを搭載したエアクレーンを再導入できるように既存のCH-54 タルヘを再生すると同様に新たなS-64も製造している。エリクソン・エアクレーン社では販売以外にもパイロットと機体の貸し出しも行っている。 エリクソン・エアクレーン社には各々のS-64に固有の名前を付ける伝統があり、最も有名なのはエルビス(Elvis)である。シラー・ブラザースの様なほかの運用会社もこれに倣い、自社のS-64Eに"Andy's Pride"と名付けた。S-64E オルガ(Olga)は、カナダ、トロントのCNタワーの頂部を設置する際に使用された。
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