eXtremeDSL
eXtremeDSLとは、電話線を利用して高速デジタル通信を実現するxDSLの技術のうち、Annex Cを拡張して高速化を実現する、日本向けの規格である。Centillium Communications社(後にTranSwitchに吸収)が開発した。
eXtremeDSLでは、「eXtremeRate」と「eXtremeReach」の2種類の技術が発表されている。
eXtremeRateでは、「S=1/2」と呼ばれる誤り訂正符号の削減方式、新しい誤り訂正符号の追加、A/D変換の精度向上やS/N比の向上などよってデータ伝送の効率化を実現する。下り方向の伝送速度が、従来のAnnex Cの最大8Mbpsから最大10Mbps程度に高速化されるという。
eXtremeReachでは、xDSL技術のノイズ源となるISDNからの信号に対する制御信号の改良、上り方向の信号に下り方向の信号を上乗せする技術の採用など、主に使用帯域の拡張による高速化を実現する。こちらの技術は、通信サービスの到達距離を1.5倍程度まで延長可能にする。
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