ウォルフ1061とは? わかりやすく解説

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ウォルフ1061

(ウルフ1061 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/04 15:53 UTC 版)

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ウォルフ1061
Wolf 1061
赤色矮星ウォルフ1061とその惑星の想像図
星座 へびつかい座
視等級 (V) 10.072 (Vバンド)[1]
変光星型 りゅう座BY型変光星[1]
分類 赤色矮星
位置
元期:J2000.0
赤経 (RA, α)  16h 30m 18.05803s[1]
赤緯 (Dec, δ) −12° 39′ 45.3232″[1]
赤方偏移 -0.000071[1]
視線速度 (Rv) -21.22±0.1 km/s[1]
固有運動 (μ) 赤経: -94.81±2.30 mas/yr[1]
赤緯: -1183.43±1.74 mas/yr[1]
年周視差 (π) 232.98±1.60 mas[1]
距離 13.82±0.1 光年
(4.24±0.03 パーセク)
物理的性質
質量 0.25 M[2]
スペクトル分類 M3V[1]
光度 0.007870 L[2]
表面温度 3393 K[2]
色指数 (B-V) 1.566[2]
別名称
別名称
Gl 153-058, GJ 628, BD-12°4523, GCTP 3746.00, LHS 419, Vys 164, HIP 80824, LCC 0340
Template (ノート 解説) ■Project

ウォルフ1061 (Wolf 1061) は、太陽系から13.82光年離れた赤色矮星である。太陽の4分の1の質量しか持たない。さらに太陽の0.78%の光度しかない為、地球から肉眼で見ることはできない。

惑星系

ウォルフ1061の惑星の軌道。緑色で示されているのがハビタブルゾーンである。

2015年、ウォルフ1061の視線速度の観測から3つの太陽系外惑星が発見されたと発表された[3]。質量から推測して、3つの惑星はすべて地球のように岩石で構成されたスーパーアースである可能性がある。

そのうちのひとつであるウォルフ1061 cはウォルフ1061のハビタブルゾーン (液体の水が存在できる領域) の中を17.867日で公転している。その為、表面には液体の水や生命が存在する可能性がある[3]。しかし、のように主星に対して同じ方向を向けて公転しているとされている為、液体の水や生命が存在できる領域はかなり限られる可能性がある[3]

ウォルフ1061の惑星[2]
名称
(恒星に近い順)
質量 軌道長半径
天文単位
公転周期
()
軌道離心率 軌道傾斜角 半径
b >1.36±0.23 M 0.035509±0.000007 4.8876±0.0014 0.0 (flxed) 1.44 (推測) R
c >4.25±0.37 M 0.08427±0.00004 17.867±0.011 0.19±0.13 1.64 (推測) R
d >5.21±0.68 M 0.2039±0.0002 67.27±0.12 0.32±0.16 2.04 (推測) R

関連項目

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j BD-12 4523 -- Variable of BY Dra type”. SIMBAD. 2015年12月18日閲覧。
  2. ^ a b c d e D.J. Wright; et al. (2015-12-16). "Three planets orbiting Wolf 1061". arXiv:1512.05154v1 [astro-ph.EP]。
  3. ^ a b c 地球から14光年、最短距離の「生命の存在可能な」惑星発見 (CNN.co.jp)”. Yahoo! news (2015年12月18日). 2015年12月18日閲覧。

外部リンク




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