ウォーターゲート事件への関与
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/17 21:24 UTC 版)
「チャールズ・コルソン」の記事における「ウォーターゲート事件への関与」の解説
コルソンも参加した大統領再選委員会は1971年3月21日、民主党に対する「諜報活動」に250,000ドルを投入することを決定。コルソンとジョン・アーリックマンはエドワード・ハワード・ハントをいわゆる「鉛管工」(White House Plumbers) と呼ばれる特別調査ユニットに推薦。「鉛管工」は本来ニクソン政権の情報漏洩に対処するために組織された秘密工作グループであったが、1971年9月、ハントの主導によりペンタゴン・ペーパーズを漏洩したダニエル・エルズバーグのかかっている精神科医院への侵入事件を起こした。ペンタゴン・ペーパーズはベトナム戦争反対の世論に寄与するものであったため、コルソンはエルズバーグの医療情報を暴露してその人格を落とすことが反戦運動への不信をもたらすものと期待していた。コルソンは侵入計画を組織したことは否定しているものの、FBI のエルズバーグに関する秘密ファイルを流出させたことは認めている。 コルソンは1973年3月10日にホワイトハウスを辞してワシントンD.C.の法律事務所コルソン・アンド・シャピロのシニア・パートナーとして市井の法律業務を行う立場に戻った後、1974年3月1日にウォーターゲートビル侵入事件の揉み消し工作に加担した疑いで起訴された。
※この「ウォーターゲート事件への関与」の解説は、「チャールズ・コルソン」の解説の一部です。
「ウォーターゲート事件への関与」を含む「チャールズ・コルソン」の記事については、「チャールズ・コルソン」の概要を参照ください。
- ウォーターゲート事件への関与のページへのリンク