ウィジェット (GUI)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ウィジェット (GUI)の意味・解説 

ウィジェット (GUI)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/26 08:28 UTC 版)

各種GUIウィジェット
ボタン
ラジオボタン
チェックボックス
スライダー
テキストボックス
ダイアログボックス

ウィジェット: Widget)は、グラフィカルユーザインタフェース(GUI)を構成するインタフェース部品の総称である。コントロールとも。

ウィジェットの一例としてウィンドウテキストボックスが挙げられる。ウィジェットは物理的な対応物との関連で分類されることもある。例えば、マウスカーソルでクリックされる仮想ボタンと、指で押す物理的なボタンといった対応である。

ウィジェットは、ウィジェット・ツールキットの形態でまとめて提供されることが多い。プログラマはウィジェットを組み合わせてGUIを構築する。

語源

英語の一般名詞である widget は「(名前の分からない)小型装置、部品、仕掛け」を意味する。ここから派生してGUIの分野ではGUI部品をウィジェットと呼ぶようになった。これは1980年代Project Athenaが最初である。「他の類似の用語には不適切な意味が内包されているため」この単語が選ばれた。また、このプロジェクトIntrinsicsツールキット(いわゆる Xtライブラリ)は、X Window System 上でウィンドウと各ウィジェットを関連付けたため、ウィンドウ (window) と同じ接頭部の用語が選ばれたという[1]

主なウィジェット

選択

誘導

  • タブ — フォルダのタブを模したウィジェット。画面上の同じ領域に様々なものを切り換えて表示する。
  • スクロールバー — 画面上のある領域にそれ以上の大きな情報を表示するのに使われるウィジェット。

テキスト入力

  • テキストボックス — ユーザがテキスト(文字列)を入力するためのウィジェット
  • コンボボックス — テキストボックスにメニューやリストボックスが追加されたもの

出力

  • ラベル — テキストを表示するための静的なウィジェット
  • ツールチップ — マウスカーソルがアイテムを指しているときに表示されるウィジェット
  • バルーンヘルプ — ツールチップに類似したウィジェット
  • ステータスバー — 通常ウィンドウの最下部にあって、各種情報を表示するウィジェット
  • プログレスバー — 何らかのタスクの進行状況を表示するウィジェット
  • 情報バー — ブラウザでツールバーの下に表示されるウィジェット。ダイアログボックスと似ているが、ユーザ作業を邪魔しないということで、ダイアログより好まれるようになってきている。

ウィンドウ

  • モーダルウィンドウ — ユーザが何らかの応答を返さないと親ウィンドウに制御を返さない子ウィンドウ
  • ダイアログボックス — エラーメッセージなどの情報をユーザに伝えるウィンドウ。モーダルウィンドウとなっていることが多い。
  • パレットウィンドウ — 各種機能を表した子ウィンドウ(ユーティリティウィンドウとも)

関連項目

脚注

  1. ^ Ralph R. Swick, Mark S. Ackerman (1988年). "The X Toolkit: More Bricks for Building User-Interfaces, or, Widgets for Hire". USENIX Winter. pp. 221–228. 2007年1月3日閲覧

「ウィジェット (GUI)」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ウィジェット (GUI)」の関連用語

ウィジェット (GUI)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ウィジェット (GUI)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのウィジェット (GUI) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS