インド医学の八科目
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/13 15:41 UTC 版)
「チャラカ・サンヒター」の記事における「インド医学の八科目」の解説
『チャラカ・サンヒター』第1巻32章28節では、医学は次の八科目(アシュターンガ)からなると述べられている。 身体治療(Kāyacikitsā):内科学、身体全般における病気の治療 特殊外科学(Śālakya):頭と中心とする鎖骨より上部の治療で、特殊な針などの器具を用いるためこう呼ばれる 異物除去(Śalyāpahartrka):外科学 毒物・体毒・誤った食べ合わせによる異常に関する治療法(VisagaravairodhikapraŚamana) 鬼神学(Bhūtavidyā):精神病(魔物が憑くことで起こると考えられていた) 小児科学(Kaumārabhrtya) 不老長生法(Rasāyana) 強精法(Vājīkaraṇa) 八科すべてが取り上げられているわけではなく、特に特殊外科学、異物除去、小児科学についてはほとんど語られていない。外科は『スシュルタ・サンヒター』で、鬼神病を含む小児の病気は『アシュターンガフリダヤ・サンヒター』で詳しく取り上げられている。
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