インドの汚職
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/01 10:07 UTC 版)
インドの公職では賄賂が蔓延していると認識されており、汚職に対して取り組む国際非政府組織であるトランスペアレンシー・インターナショナルによる2021年のレポートでは、インドは腐敗認識指数で85位にランクされている。トランスペアレンシー・インターナショナル・インドが2005年に発表した調査では、インド国民の62%が政府に仕事をさせるために賄賂を支払ったり、不正な接触を利用したという経験を直接有していると指摘されている。 2005年にトランスペアレンシー・インターナショナルはインドの20州から14,405人の回答者を集め、インドの贈収賄問題について過去最大規模の調査を行った。この調査では、富豪や権力者による大規模な汚職ではなく、一般市民が日常生活で経験する細かな汚職に焦点を当てた 。 2005年の調査では、警察(80%)、土地行政(48%)、司法(47%)に対して贈賄を強要された直接的な経験を報告する回答者が相当数おり、慢性的な贈収賄問題が明らかにされた 。回答者の大多数は、警察、司法、土地行政、地方自治体、電力供給システム、公立病院システム、食糧配給券システム、給水システム、個人所得税の査定システムを腐敗していると見なしていた。回答者の45%が公立小学校システムにも汚職があると考えていた。
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