インドでの流行
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/24 04:42 UTC 版)
インドのデング熱感染者数は世界一である。2015年に年間5万人を超える過去最多の感染者数を更新する大流行がみられた。背景には、インドの急激な人口増や無秩序な都市化など、感染拡大の条件がそろっている点とされる。近年は外資系企業の進出が増加しており、人の往来が増えたため、他国に拡散するリスクも高まっている。 2013年にイギリスでデング熱患者が前年より60%近く増えたときは、インドに渡航したことで感染した人が多かった。インド中央政府は、医療施設に感染者の受入れを要請する程度と、対応は限定的である。2015年に死者を含む被害を出したニューデリー市内の保健衛生設備は貧弱で、毎日数千人の患者が訪れるが、対応出来ない状況に苦慮しているという。(インドでは公共衛生に投じる予算は、現在2015年GDPの1%である)
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