イントロンの種類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/23 03:33 UTC 版)
イントロンには様々なタイプがある。グループI〜IIIは可動性であり転移現象を起こす。 タンパク質によって切り出されるイントロン ヌクレアーゼによって切り出されるタイプ。古細菌と真核生物のtRNA、rRNAに主に見られる。 スプライセオソーム型イントロン スプライソソームによってスプライスされる (spliceosomal intron) 。真核生物の遺伝子に見られる。 グループIイントロン 自己スプライシング型。制限酵素をコードする領域があり転移現象を起こす。テトラヒメナのrRNAで初めて見つかり、蛋白質因子がなくてもRNAだけでスプライシング反応を触媒できるリボザイムとしてはじめての例となった。真正細菌と、真核生物の葉緑体やミトコンドリアから主に見つけられ、真核生物の核遺伝子では稀(rRNAのみ)。 グループIIイントロン 自己スプライシング型。逆転写酵素をコードする領域があり転移現象を起こす。主スプライセオソーム型イントロンと同様の反応様式をもち、祖先を同一にすると考えられている。真核生物の葉緑体とミトコンドリア、真正細菌で見つけられる。古細菌では稀。 グループIIIイントロン まだよくわかっていない。ユーグレナ(ミドリムシ)の葉緑体などで発見されている。
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