インターネットインフラの再編
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/17 09:04 UTC 版)
「ジェネレーションY」の記事における「インターネットインフラの再編」の解説
インターネットトラフィックは従来のTier-1 ISP(NTTコミュニケーションズ,AT&T,Verizon,Liberty Global等)ではなく、大量のコンテンツを保持するhyper giants(Limelight,Facebook,Google,Microsoft,YouTube,Akamai等の総称)に集中するようになった。コンテンツプロバイダが自社内に巨大な自律システムを構築するようになり、Tierで明確に分けられていたインターネットの階層構造が崩れた。2000年代後半当時、携帯電話やスマートフォン等の移動体通信を介したインターネット利用は通信速度が遅い割にパケット代が高額で敷居が高く、オープンLANも広く普及していなかった。従って、この当時のインターネットアクセスポイントは専ら自宅か勤務先のLANに限定されており、モバイル端末からインターネットへの直接的な画像・動画投稿も殆ど存在しなかった。2006年頃よりオンラインを前提としたクラウドコンピューティングが騒がれ始めたが、基盤技術となる通信や仮想マシンの性能・安定性の面で、懐疑的な意見も数多く飛び交っていた。
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