インターネットを利用した方法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/23 15:20 UTC 版)
「ネットワークインストール」の記事における「インターネットを利用した方法」の解説
インターネットを利用するインストール方法は、ウィンドウズではフリーソフトウェアやシェアウェア、またスパイウェアやアドウェアを含むマルウェアのインストールなどで使われるが、これらは一般的にはネットワークインストールとは呼ばない。 インターネットからのインストールは、実質的にはFreeBSDやLinuxなど無償で提供されているOSに特有の機能と言える。 こういったOSでは、インストールCDがイメージファイルとしてインターネット上で公開されている。 また、インストールCDに含まれているファイルがすべて、個別のパッケージ管理システム用のファイルとしても公開されているのが普通である。 市販のプロプライエタリOSでは、稀に行なわれる大規模な修正ファイル配布でサーバ負荷が集中する場合があるが、無償提供のOSでは、CDイメージや個別のファイルをミラーリングサーバにも置いたり、公式にP2P技術を使ったBitTorrent等での配布をサポートすることで負荷集中の回避が試みられている。 この場合、ネットワークインストールという方法は、インストールCDイメージファイルの配布元のサーバ負荷、そこから手元までの通信インフラの浪費、インストールを行なう規模/回数、インターネットとの接続回線など、これらの状況に応じて、CDイメージ取得とネットワークインストールによる個別のファイル取得を使い分けることができる技術だと言える。 CDイメージファイルと個別のファイルのミラーリングは二重にストレージ容量を消費する。この問題を回避するために(実際にISOイメージファイルより、個別のファイルのミラーリングサーバのほうが多い)Debian GNU/Linuxでは、個別の配布ファイルからインストーラーCDイメージを再現できるjigdo技術が実現されている。
※この「インターネットを利用した方法」の解説は、「ネットワークインストール」の解説の一部です。
「インターネットを利用した方法」を含む「ネットワークインストール」の記事については、「ネットワークインストール」の概要を参照ください。
- インターネットを利用した方法のページへのリンク