アーネスト・ヘミングウェイとの結婚
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「メアリー・ウェルシュ・ヘミングウェイ」の記事における「アーネスト・ヘミングウェイとの結婚」の解説
1944年、ロンドンで戦争を取材していたアメリカの作家アーネスト・ヘミングウェイと出会い、親密な関係になった。1945年にモンクスと離婚し、1946年3月にキューバでヘミングウェイと結婚した。 メアリーとアーネストの気質はよく合っていた。アーネストの前妻のマーサ・ゲルホーンは、アーネストが自分を支配しようとすることに不満を持っていた。メアリーは次のように書いている。「私は彼に『主人』であってほしかった。私よりも強く、賢くあってほしかった。彼がどれだけ大きくて、私がどれだけ小さいかを常に思い起こさせてほしかった。」 1946年8月、子宮外妊娠のため流産した。 結婚後、2人はキューバで暮らし、1959年にアイダホ州ケッチャム(英語版)に移った。キューバ滞在中の1958年、ヘミングウェイの小説『老人と海』をジョン・スタージェスが映画化した際、夫とともにカメオ出演している。アーネストはギャンブラー、メアリーはアメリカ人旅行者という役柄で、2人ともセリフはなかった。 1961年7月2日の早朝、大きな音で目が覚めたメアリーは、夫が愛用のショットガンで自殺したことを知った。伝記作家のジェームズ・メローによると、アーネストは、銃が保管されていた地下の物置の鍵を開け、そこから玄関ホールに上がり、「友人と言っても良いほど常用していた二連式散弾銃」で自分を撃った。メアリーをはじめとする家族や友人は、当初は「事故死」と報道機関に伝えていたが、5年後の報道機関へのインタビューで、メアリーはアーネストが自殺したことを認めた。
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