アンヒューマとは? わかりやすく解説

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アンヒューマ【amphiuma】

読み方:あんひゅーま

有尾目アンヒューマ科の両生類総称全長30センチ〜1メートルウナギ形で、きわめて小さ四肢がある。3種米国南東部池沼や川に生息


アンフューマ科

(アンヒューマ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/11 04:18 UTC 版)

アンフューマ科
フタユビアンフューマ Amphiuma means
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 両生綱 Amphibia
: 有尾目 Urodela
上科 : イモリ上科 Salamandroidea
: アンフューマ科 Amphiumidae
Gray, 1825
: アンフューマ属 Amphiuma
  • フタユビアンフューマ
  • ヒトユビアンフューマ
  • ミツユビアンフューマ

アンフューマ科(アンフューマか、Amphiumidae)は、両生綱有尾目に属する科。現地では conger eel (アナゴ)または congo snake(コンゴヘビ) と呼ばれているが、魚類爬虫類ではなく、両生類に分類される。

分布

アメリカ合衆国南東部。

形態

最大種はフタユビアンフューマで最大全長116cm。体形は長い。体色は黒または灰色。成体に外鰓はないが、左右に1つずつスリット状の鰓穴が残る。四肢は小型で、最大でも2cm程度。指趾は1-3本。目蓋と舌を欠く[1]

生態

河川湿地などに生息する。流木の下や他の動物が掘った穴などを隠れ家にする。水が干上がると泥の中で夏眠することができる。食性は動物食で、昆虫類甲殻類、魚類、両生類、爬虫類などを食べる。夜行性

繁殖形態は卵生。体内受精。水辺の穴や倒木の下などに卵を産み、母親は卵が孵化するまでの約5ヶ月間卵にとぐろを巻いて保護する。幼生は外鰓を持つ。約4ヶ月で変態して成体となり、外鰓が消失し肺呼吸をはじめるが、左右に1つずつスリット状の鰓穴が残る。[2]

分類

現存するアンフューマには3つの種があり、指趾の数で区別される。

写真 名前 学名 分布・生息地
ミツユビアンフューマ Amphiuma tridactylum アメリカ南東部
フタユビアンフューマ Amphiuma means アメリカ南東部
ヒトユビアンフューマ Amphiuma pholeter セントラルフロリダ、フロリダパンハンドル、ジョージア州南部、アラバマ州南部

人間との関係

ペットとして飼育されることもあり、日本にも輸入されている。流通量は少ない。

関連項目

参考文献

  • 千石正一監修 長坂拓也編著 『爬虫類・両生類800種図鑑 第3版』、ピーシーズ、2002年、232頁。
  • 『小学館の図鑑NEO 両生類・はちゅう類』、小学館2004年、21頁。
  • 山崎利貞 『爬虫・両生類ビジュアルガイド イモリ・サンショウウオの仲間 有尾類・無足類』、誠文堂新光社2005年、30-31頁。
  1. ^ Lanza, B., Vanni, S., & Nistri A. (1998). Cogger, H.G. & Zweifel, R.G.. ed. Encyclopedia of Reptiles and Amphibians. San Diego: Academic Press. pp. 72. ISBN 0-12-178560-2 
  2. ^ Lanza, B.; Vanni, S. & Nistri A. (1998). Cogger, H.G. & Zweifel, R.G.. eds. Encyclopedia of Reptiles and Amphibians. San Diego: Academic Press. p. 72. ISBN 978-0-12-178560-4 

アンヒューマ(テグーの父)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/15 01:20 UTC 版)

森のテグー」の記事における「アンヒューマ(テグーの父)」の解説

髭が凛々しいお父さん風車管理する仕事従事しているらしい

※この「アンヒューマ(テグーの父)」の解説は、「森のテグー」の解説の一部です。
「アンヒューマ(テグーの父)」を含む「森のテグー」の記事については、「森のテグー」の概要を参照ください。

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