アントニオ・マテウ・ラオスとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > アントニオ・マテウ・ラオスの意味・解説 

アントニオ・マテウ・ラオス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/17 16:35 UTC 版)

アントニオ・マテウ・ラオス
個人情報
フルネーム アントニオ・ミゲル・マテウ・ラオス
Antonio Miguel Mateu Lahoz
誕生日 (1977-03-12) 1977年3月12日(46歳)
出身地 スペインバレンシア州
国内
リーグ 役割
1999-2002 テルセーラ・ディビシオン 審判員
2002-2004 セグンダ・ディビシオンB 審判員
2004-2008 セグンダ・ディビシオン 審判員
2008-2023 ラ・リーガ 審判員
国際
リーグ 役割
2011-2023 FIFA 審判員

アントニオ・ミゲル・マテウ・ラオス(Antonio Miguel Mateu Lahoz、スペイン語発音: [anˈtonjo miˈɣel maˈtew laˈoθ]1977年3月12日 - )、通称 マテウ・ラオス(Mateu Lahoz)は、スペインバレンシア出身の元サッカー審判員。バレンシア自治州審判委員会に所属する。

概要

1992年に下級審の審判を始める。各地域のカテゴリーを経て、テルセーラ・ディビシオンで1999年から2002年までの3シーズン笛を吹く。セグンダ・ディビシオンBは、2002-03と2003-04のシーズンだけだった。2004年から2008年までの4シーズンセグンダ・ディビシオンで笛を吹いた。2007-08シーズンには非常に優秀な成績を収め、プリメーラ・ディビシオンに昇格した唯一のメンバーとなった。2008年9月13日、セビージャスポルティング・デ・ヒホン戦(4-3)でプリメーラデビューする。

バレンシア州出身のため、バルセロナレアル・マドリードアトレティコ・マドリードの試合、エル・クラシコマドリードダービーなどのビッグマッチの審判を務めることが多い。

スペインサッカー界では珍しいレフェリングが特徴で、常に選手と会話し、試合の流れを重視するイングランドのスタイルに似ていると言われている[1]。一方で、イエローカードで試合のコントロールを試みることもあり、2022年4月2日に行われたラ・リーガ第30節・ヘタフェマジョルカの38分には一度に4名の選手にイエローカードを提示した[2]ほか、2022年12月9日に行われた2022 FIFAワールドカップ準々決勝オランダアルゼンチンの試合では監督・コーチへの2枚を含めて18枚ものイエローカード(うち1枚は2回目の警告による退場)を提示し、FIFAワールドカップにおける史上最多のイエローカード提示と言う記録を作った[3]

2022-23シーズンをもって、審判業を引退した。

国際大会

2011年1月1日より、国際審判員に就任。初の国際試合は2011年2月8日のU-21イタリアU-21イングランドの親善試合だった。

2016年5月、2016年リオデジャネイロオリンピックへの参加が確認され[4]2018 FIFAワールドカップではスペイン代表として活躍した[5]

2015 FIFA U-20ワールドカップ
日付 試合 結果 ラウンド
2015年6月2日 ニュージーランド アメリカ合衆国 0-4 グループステージ
2015年6月10日 セルビア ハンガリー 2-1 ラウンド16
2016年リオデジャネイロオリンピック
日付 試合 結果 ラウンド
2016年8月4日 ブラジル 南アフリカ共和国 0-0 グループステージ
2016年8月10日 アルゼンチン ホンジュラス 1-1 グループステージ
2017 FIFA U-20ワールドカップ
日付 試合 結果 ラウンド
2017年5月24日 ザンビア イラン 4-2 グループステージ
2017年5月28日 セネガル エクアドル 0-0 グループステージ
2017年6月8日 イタリア イングランド 1-3 準決勝
2018 FIFAワールドカップ
日付 試合 結果 ラウンド
2018年6月21日  デンマーク オーストラリア 1-1 グループステージ
2018年6月26日 アイスランド クロアチア 1-2 グループステージ

シーズン

カテゴリー 試合数
テルセーラ・ディビシオン スペイン 1999年 - 2002年
セグンダ・ディビシオンB 2002年 - 2004年 24
セグンダ・ディビシオン 2004年 - 2008年 86
ラ・リーガ 2008年 - 2023年 207 [6]

受賞

脚注

  1. ^ リーガ・エスパニョーラの「風変り」な審判マテウ・ラオス”. Football Tribe Japan (2018年3月8日). 2020年9月12日閲覧。
  2. ^ 4人同時の「超速イエローカード」!サッカー日本代表・久保建英が出場した試合で主審が「驚異の早業」を披露!「初めて見たかも」と話題に【動画】”. サッカー批評 (2022年4月4日). 2022年12月10日閲覧。
  3. ^ Emma Smith (2022年12月10日). “World Cup 2022: Netherlands and Argentina descend into chaos as new yellow card record set”. BBC. https://www.bbc.com/sport/football/63920253 2022年12月10日閲覧。 
  4. ^ Árbitros españoles en los Juegos Olímpicos”. www.rfef-cta.com. 4 de mayo de 2016閲覧。
  5. ^ «Mateu Lahoz representará el arbitraje español en el Mundial de Rusia» elmundo.es. Consultado el 1 de abril de 2018.
  6. ^ Estadísticas de las temporadas completas hasta la temporada 2018/19

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  アントニオ・マテウ・ラオスのページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「アントニオ・マテウ・ラオス」の関連用語

アントニオ・マテウ・ラオスのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



アントニオ・マテウ・ラオスのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのアントニオ・マテウ・ラオス (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS