アレバロ大統領
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1944年12月19日に行われた大統領選挙 (1944 Guatemalan presidential election) でフアン・ホセ・アレバロが大統領に選出された。この選挙は識字層の男性のみが選挙権を持っていたものの、自由で公正なものと考えられている。同様の歴史的状況にあった多くの場合と異なり、評議会の構成員は誰も立候補しなかった。主要な対立候補はアドリアン・レシーノス(英語版)だったが、選挙ではアレバロが地すべり的大勝を収め、他のすべての候補の票の合計より4倍以上多くの票を集めた。 1945年3月15日にアレバロは大統領に就任した。当時の国内は社会問題が山積みになっていた。ウビコ時代に無償の労働が道路建設に使えるようにされていたにもかかわらず、国内交通はまったく不整備だった。国民の70%は文盲であり、栄養不足と不健康が広がっていた。土地所有者のうち2%が農地の3⁄4近くを所有し、その結果農耕地は国土の1%に満たなかった。先住民の労働者は土地を持たないか、または自給自足できないほど小さな土地しか持っていなかった。産業の3⁄4は農業であり、工業は基本的に存在しなかった。
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