アルミ車体・VVVFインバータ制御車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 00:42 UTC 版)
「京急1500形電車」の記事における「アルミ車体・VVVFインバータ制御車」の解説
京急初のVVVFインバータ制御車となったグループで、1990年(平成2年)10月5日から営業運転を開始した。 電動車は1700番台となったが、付随車はサハ1900形の続番とされた。台車形式、補助電源装置などに変更はない。前面に排障器(スカート)を装着したことが外観上の特徴。 VVVFインバータ装置は東洋製ATR-H8120-RG-627A、B(周波数-7 - 173 Hz、容量1,500 kVA、耐圧4,500 V、電流3,000 A、質量1,074 kg)または三菱製MAP-128-15V31(周波数0 - 173 Hz、容量1,919 kVA、耐圧4500 V、電流3000 A、質量1,040 kg)を採用しており、素子はGTOサイリスタである。 制動方式が「新遅れ込め方式 (MBS-A)」と呼ばれるものに変更され、回生ブレーキが効いている間すべてのブレーキ力を回生ブレーキが負担する。接客設備では空調制御が全自動化されたほか、車内スピーカーが増設された。誘導電動機化されたことで主電動機整流子の点検は不要となり、室内床面の主電動機点検蓋が廃止された。駆動装置の点検蓋については存置されたものの、開閉頻度が少ないため、騒音防止の観点から蓋はボルトで固定された。また、このグループより乗務員室内に非常用のハシゴが設置された。
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