アルジカルブ
英語:aldicarb
カルバメート系殺虫剤に区分される農薬。昆虫の神経系を冒し(マヒさせて)駆除する。アブラムシやダニ等に有効に作用する。小麦や大豆類の栽培などで用いられる場合がある。
農薬の残留基準の評価上は、アルジカルブは「アルドキシカルブ」と併せて「アルジカルブ及びアルドキシカルブ」として扱われている。
食品安全委員会が2013年9月付けで公表した農薬評価書・第2版では、アルジカルブは「我が国での登録はなく」、要請をうけて基準値を設定するものであると述べられている。
アルジカルブはヒトに対しても強い毒性を持つ。中国などでは果物の栽培において過度にアルジカルブを使用し人体への悪影響が出たと疑われる事件などもまま発生している。
関連サイト:
農薬評価書(アルジカルブ第2版)(PDF) - 農林水産省
アルジカルブ
アルジカルブ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/20 09:14 UTC 版)
アルジカルブ(英語:aldicarb)は、カルバメート系に区分される殺虫剤である。テミック(英語:Temik)ともいう。昆虫の神経系を冒し(マヒさせて)駆除する。アザミウマ、アブラムシ、クモダニ、リッグス、フライアッパー、リーフミンジャーに対して有効に有効に作用する。アルジカルブは、シナプスにおけるアセチルコリンの分解を防ぐコリンエステラーゼ阻害剤である。重度の中毒の場合、被害者は呼吸不全で死亡する。
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