アラ (ローマ軍)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/06/29 15:57 UTC 版)
この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。 出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(2017年6月) |
![]() |
|
古代ローマ軍 紀元前753年 – 西暦476年 |
|
制度史 | |
---|---|
陸軍 (兵種と役職、正規軍、アウクシリア、将軍の一覧) |
|
海軍 (艦船、提督の一覧) |
|
戦史 | |
戦争 | |
著名な戦闘 | |
戦功 | |
兵器史 | |
軍事技術 (個人装備、攻城兵器、カストラ、凱旋門、街道) | |
軍政史 | |
歩兵戦術 | |
攻城戦 | |
国境防衛 (城壁、ハドリアヌスの長城、アントニヌスの長城) |
|
アラ(ラテン語:ala, 複数形はアラエ alae)とは、古代ローマの軍における編成単位。ラテン語で ala は「翼」を意味することから、左右両翼の部隊を指し、翼軍(よくぐん)と訳されることもある。
アラは、アウクシリア(支援軍)、すなわちローマ市民権を持たない者たちで構成される支援部隊の編成単位である。その定義は長いローマの歴史において徐々に変化していったが、帝政ローマにおいてはアウクシリアの騎兵部隊を意味した。
また時代によっては「アラレス」(羅:Alares)または「アラリィ(羅:Alarii)」とも呼ばれた。
沿革
共和政初期においてローマ市民から成る軍隊は重装歩兵が中心で、弱点であるその左右を機動力に富む騎兵が護衛する役割を持っていた。
中期になると、ローマの覇権が広がり、構成される軍団はローマ市民権を持たない非ローマ出身のラテン同盟出身者も入ってきた。この軍団を当初「アラ」と呼んだのが最初であるが、この時は騎兵歩兵混在の部隊をひとまとめに呼んだだけであった。
後期になるとローマ正規軍の軍団兵がイタリア半島全てのローマ市民権を持つ者へと門戸が広がる。そしてアラに所属する兵士は共和政ローマ本国以外に住む非ローマ人、すなわちポー川以北のイタリア半島とガリア、ゲルマニア出身の非ローマ人の騎兵が主力となる。この時代には彼らは「アラリィ」と呼ばれ、とくにユリウス・カエサルはガリア戦争の際に自軍の騎兵戦力として彼らを重用した。
帝政ではアラの定義はアウクシリアの騎兵部隊とされた。彼らはレギオとは別の命令系統を持つ軍団となり、ローマ正規軍に所属しない独立で動ける軍団となった。
関連項目
「アラ (ローマ軍)」の例文・使い方・用例・文例
- アップルパイアラモード
- パンダとアライグマは同じ科に属する
- アラビア数字
- オーストラリアにはコアラやカモノハシなどの珍獣がいる
- アラビア数字法
- アラビア文字
- アラビア海
- このプロジェクトのためには、かなりのアイデアラッシュが必要だ。
- アラヤ半島には広いサリナがある。
- その選手はシュートアラウンドの間中ずっと目立っていた。
- アライグマの毛皮製の帽子
- 手作りのアライグマの毛皮帽
- サラセン人はアラブの遊牧民だった。
- 教皇はアラビア人に対して十字軍を宣言した。
- 私はかなりの時をアラスカで過ごしてきたが、 クズリを見かけたことはほとんだない。
- アラスカは合衆国の最大の飛び地である。
- アポトーシス細胞のクリアランスを促進する
- 彼女はアラブ人ではないイスラム教徒の男性と結婚した。
- レッドボーンはアメリカ産のアライグマ用の猟犬で、赤い毛並をしている。
- アラ_(ローマ軍)のページへのリンク