アメリカとの関連
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/25 16:07 UTC 版)
「ミドルパークステークス」の記事における「アメリカとの関連」の解説
ミドルパークステークスを勝って、その後アメリカの代表的な2歳戦であるブリーダーズカップへ転戦したものとしては、2001年の*ヨハネスブルグ、2008年のブッシュレンジャー、2011年のクルセイド(Crusade)がいる。芝コースで行われるヨーロッパの競馬に対し、ダートコースで行われるアメリカ競馬へ参戦した結果は、各馬で明暗を分けている。 ヨハネスブルグは、アイルランドのフィーニクスステークス(G1)、フランスのモルニ賞(G1)、イギリスのミドルパークステークス(G1)と、ヨーロッパ主要国の代表的な2歳G1戦を勝って、アメリカへ渡り、ダートで行われるブリーダーズカップジュヴェナイルも勝ってしまった。この結果ヨハネスブルグは、全欧・全米2歳チャンピオンに選出された。 2008年優勝馬のブッシュレンジャーはフィーニクスステークスは3着だったが、モルニ賞とミドルパークステークスに勝ってブリーダーズカップジュヴェナイルに参戦した。現地では3番人気に支持されたが、12頭中11着に大敗している。 2011年の優勝馬クルセイドもミドルパークステークスのあとブリーダーズカップジュヴェナイルに転戦した。9番人気とあまり人気がなかったが、6着に入っている。 フューチャーチャンピオンデイ創設と時期を前後して、2007年からはイギリスの主要2歳戦がアメリカのブリーダーズカップチャレンジシリーズに指定され、勝つとブリーダーズカップ2歳戦への優先出走権が与えられることになった。 ミドルパークステークスの場合には、2012年からBCジュヴェナイルジュヴェナイルスプリントへの優先出走権が与えられたが、2012・2013年の優勝馬はアメリカ遠征を行わず、BCジュヴェナイルスプリントのほうが2013年を最後に廃止になってしまった。 同じフューチャーチャンピオンデイのデューハーストステークスのほうは、従前より時期が前倒しになったことで、デューハーストステークスのあとブリーダーズカップへ転戦することが容易になった。デューハーストステークスを勝つと、BCジュヴェナイルターフの優先出走権が得られることになっているが、デューハーストステークス優勝馬でこの権利を行使したものはいない。しかし2011年から2013年までの3年連続でヨーロッパ馬がBCジュヴィナイルターフを勝っており、うち2頭はヨーロッパで重賞未勝利、2012年と2013年はデューハーストステークスの3着馬である。
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