アメリカとの関わり
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 13:37 UTC 版)
「2014年ウクライナ騒乱」の記事における「アメリカとの関わり」の解説
2013年12月、ジョン・マケイン共和党上院議員は全ウクライナ連合「自由」総裁オレフ・チャフニーボク(英語版)とヤツェニュクを訪ねた。同年12月15日のガーディアンが報じたところによると革命を支持した大衆に呼びかけたという。 いつ記録されたものかは不明だが、2月4日にリークされた電話の録音には、ビクトリア・ヌーランドアメリカ国務次官補とジェフリー・ロース・パイアット(英語版)在ウクライナアメリカ大使が、野党指導者に期待する役割について話し合っている様子が記録されていた。 ヌーランド: "クリチコは政府に入るべきではないと思う。必要とは思えないし、いい考えとも思えない。" パイアット: "彼は政府に入れずに、政治的準備や得意なことをやらせておけばいい。" ヌーランド: "ヤツェニュクは経済と政治の経験を有している人だと思う。クリチコが入ると上手くいかないだろう。国際的に信頼されている人に来てもらい一役買ってもらいたい。" 盗聴された会話の中でヌーランド氏は、国連(UN)の潘基文事務総長がオランダのロバート・セリー元駐ウクライナ大使を国連特使としてウクライナへ派遣する意向だと聞いたと明かし、「そうなれば素晴らしい。このばらばらな状態を国連が手堅くまとめてくれるだろう。EUなんか、くそくらえ」と、ウクライナ情勢をめぐり対応を異にするEUへの不満をぶちまけている。
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