やりてとは? わかりやすく解説

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やり‐て【遣り手】

読み方:やりて

物事をする人。物事を行う人。「危険な仕事なので—がない」

物を与える人。物をくれる人。「—がいても、もらい手がない」

腕前のある人。敏腕家。「業界きっての—」

遊郭で客と遊女との取り持ちや、遊女監督をする年配の女。花車(かしゃ)。香車(きょうしゃ)。やり。遣り手婆(ばば)。

近世末期流行した女性髪形。やりてむすび

船をつなぐ綱。もやいづな

牛を使う人。牛車(ぎっしゃ)を動かす人。

牛飼は、平家内大臣の童(わらは)を取りてつかひければ、高名の—なり」〈盛衰記三三


やりて

  1. 詐欺師或は検事。又は共謀で行つた犯罪の罪を一人引受けること。
  2. 掏摸詐欺師。又は共謀でやった犯罪の罪を一人引受けること。或いはスリ検挙されることをいう。

分類 掏摸


やりて

  1. 検挙。〔掏摸

分類 掏摸


やり手

読み方:やりて

  1. 売手
  2. 売手のこと。

分類 会社株式会社株式経済


遣手

読み方:やりて

  1. 遊女勤怠より遊客動作に至るまで、百事楼上監督権有するものにて、今日「をばさん」と呼ぶ者に同じ。「-婆あ」。
  2. 妓楼にて諸事取りもち、又遊女監督などをなす女。やりて婆。花車
  3. 遊女取締役として一方遊女遊客の間の世話を焼く女中を「やりて」といひ、小格子見世では「おばさん」、京阪地方では「仲居」といふ。男衆は之を「なかどん」と云ふのである
  4. やりて婆。遊女屋世話女。
  5. 遊里に於て諸事とりなす婆。又花車(くわしや)ともいふ。遊客遊女とりもつ婆、又辣腕家のことをもいふ。
  6. 遊廓諸事取持ちをする女のこと、行う者、与える人の意から出た語「カシヤ」(花車)ともいう。

分類 東京花柳界


遣手

読み方:やりて

  1. 一般詐欺師。〔第二類 人物風俗

遣手

読み方:やりて

  1. 検事。〔第二類 人物風俗
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