やすけ【弥助】
弥助
弥助
読み方:やすけ
- 握り鮓をいふ。義経千本桜の鮓屋の婿の名より起る。
- 鮨のこと、千本桜の狂言に、平家の大将維盛没落の後、釣瓶鮨屋弥左衛門が家に身を隠し、娘阿里が婿となり、弥助と称す、蓋し此名に因縁して、今日は握鮨を指す花柳界及び劇場等の通語となれり。
- にぎりずし(握寿司)をいふ。東京の芝居又は客商売の人などの語。もと義経千本桜といふ浄瑠璃にある寿司屋の名より出づ。
- 握り寿司のことをいふ。義経千本桜の鮓屋の婿を弥助といふから起つたもの。
- 握り寿司の事。
- 寿司屋。
- すし。
- 寿司のことをいふ。
- 握鮨のこと、歌舞伎の義経千本桜の鮨屋の段から出た語。
- すし(鮨)。〔俗〕
- 鮓のこと。浄瑠璃「義経千本桜」鮓屋の段から出たもので、平家の大将惟盛が敗軍で落ちのびて、大和下市の釣瓶すし、旧臣弥左衛門方へ下男弥助と変名して隠れているうち、この家の娘お里が「過ぎつる春の頃、色めづらしい草中へ、絵にあるような殿御のおいで、惟盛様とは露知らず、女の浅い心から、可愛らしい、いとしらしいと、思いそめたが恋のもと……」のロマンスを生んだので、これからヒントになつて鮓のことを弥助と洒落るようになつたもの。(※以下略)
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