もとIBMハードディスク工場地の変遷
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/09 08:22 UTC 版)
「サンノゼ」の記事における「もとIBMハードディスク工場地の変遷」の解説
「IBMのディスク記憶装置」を参照 シリコンバレーの中心都市として、様々な企業が本社、主要研究開発・工場拠点を置いて、技術の進歩につれてサンノゼの企業も変化を遂げている。ハードディスクドライブの分野では、サンノゼのグレイト・オークス(Great Oaks)にもともとIBM工場があった。ここでは様々なディスク記憶装置が開発・製造されてきて、1956年発表のIBM 350、1973年発表のウィンチェスター、その後初のフロッピーディスクが作られている。1982年には日立製作所・三菱電機社員がかかわった「IBM産業スパイ事件」が起こっている。1990年代にIBMが事業全体をシステム・インテグレーションに傾注してハードウェア事業から離れる中、2003年には日立製作所がIBMのハードディスク事業(IBM藤沢工場を含む)を買収してHitachi Global Storage Technologies(略称:HGST)を設立して、サンノゼのここに本社を置いた。その後、世界で二大ハードディスク・メーカーのひとつウェスタン・デジタル(他はやはりシリコンバレーのクパチーノに本社のシーゲイト・テクノロジー)が、2011年にはHGSTを買収した。ウェスタン・デジダルは同じくシリコンバレーにあるサンディスクを傘下に置いたりして、2017年にはサンノゼ工場へ新社屋を建てて、本社をロサンジェルスのすぐ南のアーバインからそこへ移した。IBM自体はサンノゼのアルマデン・バレーに1986年から基礎研究所(IBM Research – Almaden)などを保持している。
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