べレシート
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/04/20 02:47 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動べレシート | |
---|---|
![]()
月面に着陸したべレシートの予想図
|
|
所属 | SpaceIL |
主製造業者 | SpaceIL、イスラエル・エアロスペース・インダストリーズ |
公式ページ | https://beresheet.space/ |
国際標識番号 | 2019-09B |
カタログ番号 | 44049 |
状態 | 運用終了 |
目的 | 月探査 |
打上げ機 | ファルコン9 |
打上げ日時 | 2019年2月22日 |
軌道投入日 | 2019年2月22日 |
通信途絶日 | 2019年4月11日 |
物理的特長 | |
本体寸法 | 直径:2m、高さ:1.5m |
質量 | 585kg |
ベレシートはイスラエルのSpaceILによって開発された月探査機。
概要
イスラエル・エアロスペース・インダストリーズの協力を得て開発され、2019年2月22日にケープカナベラル空軍基地第40発射施設からファルコン9ロケットによって打ち上げられた[1]。当初の名称はSparrowだったが[2]、ヘブライ語で創世記を意味するべレシートに変更された[3]。2014年4月に月面の晴れの海に着陸予定で当初はGoogle Lunar X Prizeに参戦するために開発が進められていたものの、期日までに完成しなかった。Google Lunar X Prizeでは着陸後、月面上で500メートル移動する項目があり、ロケットエンジンによる跳躍で移動する事が検討されたが、推進剤の使用が多く、難易度が高いので移動しない仕様になった。 無事に月面に軟着陸すれば、アメリカ、ソビエト、中国に次いで4ヶ国目となる月面着陸の成功で、2017年6月に、イスラエル宇宙局(ISA)から750万(ILS)の資金援助があったので純粋な民間資本によるものではないが事実上国家が関与しない民間団体としては初の快挙となる予定であった。
2019年4月11日に月面着陸に挑むも、エンジントラブルにより高度約149mで通信が途絶。機体はそのまま月面に衝突したとみられる。[4]
緒元
観測装置
脚注
- ^ 民間初の月面着陸へ、イスラエルの探査機が打ち上げ
- ^ Billings, Lee (2016年3月17日). “An Israeli Moonshot [Q&A”] (英語). Scientific American 2018年1月19日閲覧。
- ^ a b c d 民間初の月探査機打ち上げ イスラエル、4月着陸へ
- ^ “民間月面探査機、クラッシュし着陸ならず イスラエル「ベレシート」”. Sorae (2019年4月12日). 2019年4月12日閲覧。
- ^ -190℃から85℃で作動
関連項目
外部リンク
|
- べレシートのページへのリンク